CCIEを取得するメリット・デメリットの9選!実体験を語ります!

CCIEを目指されている方で、
以下のような事で悩まれている人も多いのではないでしょうか?

悩んでいる人

・多大な勉強時間を投資してCCIEを取得するメリットはあるのか?
・CCIEを取得する事によるデメリットはあるのか?

本記事ではCCIEホルダーの筆者の実体験に基づき、
CCIE取得後のメリットとデメリットを解説していきます。


実はCCIEを取得するデメリットもございます。
デメリットを踏まえてCCIEにチャレンジするか検討してみて下さい。

CCIEを取得するメリット


早速ですが、最初にCCIEを取得した際のメリットを紹介いたします。

筆者が考えるCCIEを取得するメリットは以下の6点です。

▼CCIE取得するメリット▼

  1. クライアントから信頼を得る事が出来る
  2. 仕事の効率や質が向上する
  3. 英語ドキュメントの読解力が向上する
  4. 上司や同僚の目が変わる
  5. 転職すると年収が上がる
  6. 勉強する癖がつく



では上記①〜⑥についてそれぞれを解説いたします。

メリット① クライアントから信頼を得る事が出来る

メリットの1つ目はクライアントから信頼を得る事が出来る点です。


特に私のような20代の若手ネットワークエンジニアにはCCIEのロゴが印字された名刺を渡すだけ、
クライアントから一定の信頼を勝ち取る事が出来るのが最大のメリットです。
また「CCIEの●●さん」と覚えて頂くことも多いです。


私のような法人向けのITエンジニアにとってはこれが最大のメリットですよね。

メリット② 仕事の効率や質が向上する

メリットの2つ目は仕事の効率や質が向上する点です。


CCIEを取得するには各ネットワーク技術の基礎はもちろんの事、
各ネットワークプロトコルの細かい仕様や高度なトラブルシューティング能力を培う事が可能です。


従って、ネットワーク技術に関する不明点が減り、設計業務や構築業務でWebで調べる時間が大幅に減ります。
結果として効率良く業務を遂行する事が可能です。



また、トラブルが発生した際に「トラブル原因の勘所」を把握する事ができ、トラブルの早期収束に貢献する事が出來るようになります。

メリット③ 英語ドキュメントの読解力が向上する

メリットの3つ目は英語ドキュメントの読解力が向上する点です。


CCIEの勉強では大量のCisco社の英語ドキュメントを読み込む必要があり、試験の問題文も英文です。


従ってCCIEの勉強中に自然に英語のリーディング能力を向上させる事が可能で、
CCIE取得後には英語の技術ドキュメントを読めるようになっております。

※私のような英語アレルギーの方は、少なくとも解消されると思います。


何よりIT技術の第一情報源のほとんどが英文が記載されておりますので、
ITエンジニアとして生きていく上で英語の読解力が身についたのは大きなアドバンテージになります。

メリット④ 上司や同僚の目が変わる

メリットの4つ目は上司や同僚の目が変わる点です。

CCIEを取得すると年齢問わず、上司や周囲の同僚から「ネットワークのプロフェッショナル」として認めて評価されます。


具体的には、
私はCCIE取得後は自身の担当案件とは別に、他の重要案件の技術サポート役や最終レビュー役として複数の案件に携わる事が出来ました。
もちろん稼動が増えるので大変な面もありますが、成長する機会が圧倒的に増えました。

メリット⑤ 転職すると年収が上がる

メリットの5つ目は転職すると年収が上がる点です。


特に外資系企業への転職が成功すると、年収が増大する可能性がございます。
詳細は以下の記事で纏めておりますので、ご興味のある方はぜひご覧下さい。

メリット⑥ 勉強する癖がつく

メリットの6つ目は勉強する癖がつく点です。
筆者としてはこの点も非常に大きなメリットだと考えております。


CCIEを取得するには多大な勉強時間が必要となります。
しかしサラリーマンである以上、纏まった時間を確保する事が難しいのが現実です。


その結果、自然と隙間時間の活用や効率的な勉強手法を身につける事ができ、
最終的には業務時間外に勉強する癖(自己啓発の時間を確保する癖)が身につきます。

CCIEを取得するデメリット


では次にCCIEを取得した際のデメリットを紹介いたします。
※意外だと思いますが、CCIEを取得すると少しばかりデメリットがあるのも事実です。
予め理解しておきましょう!


筆者が考えるCCIEを取得するデメリットは以下の3点です。

▼CCIEを取得するデメリット▼

  1. 専門領域以外の事を相談されるケースが増える
  2. 周囲からの期待が想像以上に高い
  3. CCIEを維持するのが大変



では上記①〜③についてそれぞれを解説いたします。

デメリット① 専門領域以外の事を相談されるケースが増える

デメリットの1つ目は専門領域以外の事を相談されるケースが増える点です。
筆者的には一番これが辛かったです。


所属する会社にも左右されると思いますが、
具体的にはCCIE R&Sを保有している筆者はASA・AWS・プログラミングに関する相談を受けたりしてました。
「ASAはCCIE Securityなんだけどなー」と思いつつ必死にCCOで調べて回答したり、
「AWSはもはやネットワークじゃないけどなー」と思いつつAWSのホワイトペーパーや技術ガイドを調べて回答したりしております。
※逆に良い点としては、色んな知識を身につける機会が増えます。

上記は1例ですが、
CCIEホルダーは何でも分かる!」と誤解される事が多く、このように専門領域以外の事も相談を受ける機会が増えます。
そのぐらいCCIEホルダーに対する期待度は高いので、CCIE取得後は少しばかり覚悟が必要です。

デメリット② 周囲からの期待が想像以上に高い

デメリットの2つ目は周囲からの期待が想像以上に高い点です。

CCIEを取得すると、
「CCIEだからもちろん最適な設計を提案してくれるよね?」
「CCIEだからもちろんトラブルを迅速に解決してくれるよね?」
という、目には見えないプレッシャーを受ける事が多いです。

というのも、CCIEは取得者が少なく難易度が高い資格である為、
周囲(クライアント・上司・同僚)からの期待は想像以上(過剰?)に高く、CCIEホルダーはその期待を上回るアウトプットが必要となります。
また、簡易な失敗が許されなくなります。

反面、周囲からの期待が大きい分、
その期待を裏切ってしまった後からの信頼関係を改善していくには多大な時間がかかってしまいます。
本件もCCIE取得後は少しばかり覚悟が必要です。

デメリット③ CCIEを維持するのが大変

デメリットの3つ目はCCIEを維持するのが大変な点です。

具体的には2年毎にCCIE 筆記試験に合格しCCIEの有効期限を延長する必要があります。
もちろん、CCIEの筆記試験は簡単な試験ではなく試験代も高額である為、大きな負担になります。

まとめ

最後までお読み頂きましてありがとうございます。

CCIEを取得するとメリットも大きいですが、デメリットも少なからずございます。

とはいえ、ネットワークエンジニアとしてのキャリアを歩みたいのであれば、
CCIEを取得する事が大きなアドバンテージになりメリットの方が大きいはずです。

ぜひ、CCIE試験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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