文系がネットワークエンジニアになるには!実体験を語ります!

文系出身の方は

悩んでいる人

・文系でもネットワークエンジニアになり、活躍する事が出来るのだろうか?
・文系でもシステムエンジニアになり、活躍する事が出来るのだろうか?

上記のような悩みを抱えている人も多いと思います。

本記事ではシステムエンジニアとネットワークエンジニアの両方を経験した
筆者の実体験に基づき解説していきます。

文系でもネットワークエンジニアになれるのか?


まず結論から言うと、
文系出身の方でもネットワークエンジニアになる事は可能です。


事実として筆者も文系出身ですが、
問題なくネットワークエンジニアになれております。
また、筆者の周囲のネットワークエンジニアにも文系のエンジニアが多数在籍しております。

もし文系出身の人でITエンジニアになりたいのであれば、
筆者はまずネットワークエンジニアを推奨いたします!

筆者がネットワークエンジニアをオススメする理由は以下の5点です。

▼文系出身にネットワークエンジニアを推奨する理由▼

  1. 理系出身とスタートラインが同じ
  2. 汎用性が高い
  3. 努力が実りやすい
  4. 正解がある
  5. 資格が評価されやすい(文系とも取得しやすい)



では上記①〜⑤についてそれぞれを解説いたします。

理由①理系出身とスタートラインが同じ

1つ目は理系出身とスタートラインが同じである点です。


具体的にはネットワークに関する知識や技術を学ぶ事が出来る大学は限り少ないの為、
他のITエンジニア職と比較すると大学卒業後のスタートラインが文系と理系で大きな差がないのがネットワークエンジニアの特徴です。
また、ネットワークエンジニアは数学や物理に関する深い知識がなくても、問題なく働く事が可能です。


つまり、就職後にネットワークの勉強を開始しても理系出身のネットワークエンジニアと渡り合う事が可能なので、
文系出身の方でもネットワークエンジニアとして活躍可能です。

理由②汎用性が高い

2つ目はネットワーク技術は汎用性が高い点です。


実はネットワーク技術の根本技術は十数年間、変わっておりません。
※補足:ネットワーク技術は全世界の共通ルール(TCP/IP)に基づき構成されております。


例えばシステムエンジニアの場合、
数年単位で主流のプログラミング言語が変わる為、常に勉強が必要になります。


上記の通り、ネットワーク技術は他のITの技術要素を比較すると、
汎用性の高い技術と言えます。

理由③努力が実りやすい

3つ目は努力が実りやすい点です。


具体的にはネットワーク技術は他の技術(例えばプログラミング)と比較すると、暗記能力が非常に重要になります。
なぜならネットワーク技術は何よりネットワーク技術の特徴やコマンド(ネットワーク機械への命令文)を暗記する事が非常に大切だからです。
※プログラミングのように「センス」が問われる事は少ないです。


上記の通り、努力をすればその分自身の能力に直結しやすく、努力が実りやすいのもネットワークエンジニアの特徴です。

理由④正解がある

4つ目はネットワーク設計や実装にはプログラム設計と異なり一定の正解がある点です。


プログラム設計は設計者しだいで、全く異なるプログラムコードになります。
※例えば、プログラミングで利用する変数が異なったり行数が大きく異なったりします。
そのプログラムコードしだいで、アプリケーションの動作が早くなったり遅くなったりします。


ネットワークエンジニアであればベストプラクティスがあり、
コマンド(ネットワーク機械への命令文)は決まっており設計により大きく差が発生する事はありません。

※ネットワークエンジニアとして経験を積めば、一人前になる事が可能です。

理由⑤資格が評価されやすい(文系とも取得しやすい)

5つ目は資格が評価されやすい(文系とも取得しやすい)点です。


具体的にはネットワーク関連の資格(CCNA、CCNP)などの資格を取る事により転職や昇格、重要案件へのアサインなど、
チャンスを掴む機会へ増えます。
また、ネットワークの資格は数学や物理などの深い知識がなくでも取得可能であり、
文系の方でも取りやすい試験範囲となっております。



※もちろん資格が全てではないです。
特に30歳以上になると資格より経験が重要になりますが、20代の若手は資格を取得する事によりチャンスが広がるのも事実です。

文系出身にシステムエンジニアをオススメしない理由


では文系出身の人に「システムエンジニアをオススメしない理由」を紹介いたします。
実は筆者は1年間程度システムエンジニア(アプリケーション開発)を経験しております。


その時感じた実体験に基づき紹介します。
筆者がシステムエンジニアをオススメしない理由は以下の3点です。

▼文系出身にシステムエンジニアを推奨しない理由▼

  1. 理系出身のエンジニアと比較するとディスアドバンテージがある
  2. 正解がない(センスが必要)
  3. 複数のプログラミング言語を勉強し続ける必要がある



では上記①〜③についてそれぞれを解説いたします。

理由①理系出身のエンジニアと比較するとディスアドバンテージがある

1つ目はシステムエンジニアは理系出身エンジニアの方が圧倒的に有利である点です。


なぜなら理系出身エンジニアは大学時代にプログラミングの基礎となるアルゴリズム理論やプログラム設計などの基礎を学習しているからです。
もし、文系出身のあなたがシステムエンジニアとして理系出身エンジニアを対等に活躍するには、
働きながら「アルゴリズム理論やプログラム設計」を学ぶ必要がございます。

そんな私もシステムエンジニア時代は働きながら、
必死にアルゴリズム理論やオブジェクト指向について勉強し非常に辛い経験をした過去がございます。


上記のようなディスアドバンテージがある事を理解しても、
「システムエンジニアになりたい!」
と考えられるモチベーションの高い方であれば問題ないと思います。

しかしそうではない方は、
理系出身とスタートラインが同じ「ネットワークエンジニアになる事」を筆者は推奨いたします。

理由②正解がない(センスが必要)

2つ目はシステムエンジニアは正解がない(センスが必要)である点です。


実はプログラム設計やプログラミングには正解がございません。
設計するシステムエンジニア次第でプログラムコードが大きく異なります。
※このプログラムコード次第で、アプリケーションの動作が重くなったりします・・・・
ネットワークエンジニアでも少なからず差はございますが、大きく異なる事はありません。


上記のような特徴がある為筆者の経験則からの私見ですが、
プログラム設計及びプログラミングには一定のセンスが必要です。


私の担当した案件での実話ですが、
40代のベテランシステムエンジニアが設計した「プログラム」より19歳の「効率的なプログラム」が採用されたりします。
つまり、十数年の経験よりプログラムセンスが重要視される世界であるという事です。
※19歳の彼は海外のプログラミングコンテストにも出場している、実力のあるプログラマーでした。
彼は10歳の時から色んなプログラム言語に触れており、非常に分かりやすいコードを書くエンジニアでした。


当時20代前半だった私には衝撃的な出来事でした。


プログラム設計には経験はもちろん必要なのですが、それ以上にセンスが重要な事・・・
その時上司には「プログラム設計は100人の並のシステムエンジニアより1人の天才システムエンジニアが必要」と言われました。
※もちろん、プログラム設計以外にもシステムエンジニアをマネージメントする「プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャー」という役職であれば、文系の人も活躍可能です。
しかし、プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーになるには、長年システムエンジニアを経験する必要がございます。

上記の通り、文系出身のエンジニアがシステムエンジニアになる為には、
相当量の努力とセンスが必要になります。

筆者としてはその努力をする場所を
「ネットワークエンジニア」という場でする事を推奨いたします。
ネットワークエンジニアであれば理系出身とスタートラインが同じであり、システムエンジニアほどセンスに左右される事はありません。

理由③複数のプログラミング言語を勉強し続ける必要がある

3つ目は複数のプログラミング言語を勉強し続ける必要がある点です。


主流のプログラミング言語は非常に速いスピードで日々変化し続けております。
3年前の主流だったプログラミング言語が今はあまり使われない言語になっている事もあります。


つまり、今必要とされているプログラミング言語を常に追い続ける必要があるという点です。


もちろん、ITエンジニアである以上ネットワークエンジニアも最新の技術を追い求める必要はございます。
しかし、第1章で記載した通り根本技術(TCP/IP)は変わっていない為、1から勉強し直しという事はございません。

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まとめ

最後までお読み頂きましてありがとうございます。


ネットワークエンジニアは文系出身のエンジニアの方でも活躍可能な職種の1つです。
今後5GやIoTの普及により、
より一層ネットワークエンジニアの市場価値が向上する事が考えられます。


ぜひネットワークエンジニアへの転身を考えてみてはいかがでしょうか?

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