業務経験1年でもCCIE ラボ試験に合格出来る勉強方法

CCIEのラボ試験の勉強を進めていると、

悩んでいる人

・自分の勉強方法は正しいのだろうか?
・このまま勉強を進めて本当に合格出来るのだろうか?

など、多くの不安や悩みがあると思います。
もちろん、私も同じような悩みを抱えながらCCIEの勉強を進めておりました。


私はCCIEのラボ試験を3回目で合格する事が出来ましたが、
今振り返ってみると効率的な勉強が出来ていなかったと感じております。
ぜひ、皆様には効率的に勉強し最小限の費用と時間で合格して頂きたいと考えております。


この度は「CCIEラボ試験に合格する為の勉強方法」について、実体験に基づいて紹介いたします。
CCIE ラボ試験にチャレンジを検討されている方はぜひご覧下さい。

CCIE ラボ試験の勉強方法

早速ですがCCIEラボ試験の合格に向けた勉強手順を紹介いたします。
私は業務経験1年でも以下の①〜④の手順で勉強を進め、合格する事が出来ました。

▼CCIE ラボの勉強手順▼

  1. 試験範囲の把握
  2. Cisco公式のドキュメント(CCO)を読み込み&検証
  3. Workbookでの検証
  4. CCIEラボ試験



では、それぞれを順番に解説します。

【CCIE ラボ試験 勉強手順①】試験範囲の把握

まず最初にして頂きたいのは「試験範囲」を把握する事です。


なぜならCCIE ラボは範囲が非常に広く深い知識も求められる為、試験範囲以外のネットワーク技術を勉強する事は得策ではありません。
すぐに勉強を開始するのではなく、必ず試験範囲を確認しましょう!


中にはネットワークエンジニアとしての知見を広げる為にも試験範囲に関わらず勉強すべきでは?
そういった疑問もあると思います。

もちろん、知見を広げる事は重要です。
しかし、もしあなたがCCIEを取得する事が目的であれば「試験範囲」のみに集中しましょう。
※CCIEは試験範囲が広く網羅するのに多大な時間を要します。
前半に勉強した内容は後半になっていると忘れてしまい、再度勉強する事になるかもしれません。

その為、事前にCCIEラボの試験範囲を認識し、CCIEラボ試験の範囲に注力する事を推奨します。

ポイント
CCIEの試験範囲はcisco社のHPに公開されている「Blueprint」で確認しましょう!

【CCIE ラボ試験 勉強手順②】試験範囲箇所のCisco公式のドキュメント(CCO)を読み込み&検証

次に実施する事は「試験範囲のCisco公式ドキュメント(CCO)を理解・検証する」事です。
この勉強フェーズがCCIE合格に一番大切な部分であり、非常に勉強時間がかかるフェーズでもあります。

具体的な勉強の進め方としては試験範囲のCCOを読み込み、
以下の3点を意識しながらCCOに掲載されている技術を1つずつ検証していきましょう。
また、CCOでは分かりにくい部分は参考書「CCIE Routing and Switching v5.0 Official Cert Guide, Volume 1 (5th Edition)CCIE Routing and Switching v5.0 Official Cert Guide, Volume 2 (5th Edition)」などで補完しましょう。
>>参考記事:CCIEを目指している人必見!CCIE合格にオススメな参考書

▼検証時に意識すべきポイント▼

  • 正しいconfigを投入した際のステータス(showコマンド)と誤ったconfigを投入した際のステータス(showコマンド)を把握しておく事
    >>理由:トラブルシューティング時に役立ちます

  • 補完機能[Tab]に頼らない事
    >>理由:ラボ試験では多数の機器に多くのconfigを設定する必要がございます。
    (1台1台コマンドを手入力している時間はありませんので、メモ帳に投入configを書けるようにしておきましょう)

  • 各設定コマンドとshowコマンドの省略形を理解しておく事
    >>理由:上記と同様で時間短縮の為です。

【補足】CCOをベースに勉強するメリット

CCOをベースに勉強するメリット(2点)を紹介しておきます。
・CCIEラボの範囲をカバー出来る
CCIEでは通常業務で利用しないような設定を求められる事が多々ございます。
そのような場合でもCCOを勉強していれば対応できます。

・CCOの構造を理解できる
CCIEのラボ試験では試験中にCCOの閲覧が許可されております。
試験当日に忘れてしまった事があれば、試験中に確認する事が出来ます。

CCIEラボ試験では「②Cisco公式のドキュメント(CCO)を読み込み&検証」の勉強粒度と質が合格の鍵を握っております。
時間を要しても問題ないので、1つ1つをしっかり理解しながら勉強を進めましょう。

【CCIE ラボ試験 勉強手順③】Workbookでの検証

「②Cisco公式のドキュメント(CCO)を読み込み&検証」まで完了していれば、CCIEのネットワーク技術(単体)に関しては理解が高まっている状態です。
Workbookでは複数台で構成されているネットワーク(フルラボ)での検証力とトラブルシューティング能力を身につけます。

筆者はINEのWorkbookを購入しました。
範囲も網羅しており良質なWorkbookなので非常にオススメです!



では具体的な勉強方法ですが、
Workbookでは以下の2点を意識しながら勉強を進めましょう。

▼Workbook勉強時に意識すべきポイント▼

  • 理解度が低い技術の把握&対策
    この時点で理解度の低い技術があれば、CCOにて復習しましょう。
    ※特にCCIEラボ試験では「Layer 2 Technologies」「Layer 3 Technologies」「VPN Technologies」に弱点があると、試験結果に直結します。

  • 効率的な設定方法と正常性確認方法を模索する
    CCIEラボ試験では短時間で各タスクを処理する必要がございます。
    その為、事前に短時間で設定や正常性確認をする手法を考えておく事が重要です。
    ※例えばメモ帳に雛形configを作成しておいたり、効率的にステータスを確認できるshowコマンドを把握しておく等

  • Workbookを繰り返し解き続ける
    CCOや参考書などを見ずに解けるようになる迄、繰り返し解き続けましょう

【CCIE ラボ試験 勉強手順④】CCIE ラボ試験

ここまで完了したらCCIE ラボ試験を受験してみましょう。


実際CCIEラボ試験を受けてみないと分からない部分があると思います。
※例えばキーワードの使用感や問題文の癖・現場の雰囲気などが分かると思います。


ただ、本記事通り勉強を進めていれば、全く歯が立たないって事はないと思います。
※現に私はこの勉強方法で合格できているので。


もし不合格の場合は
どの部分が出来なかったのか不合格の原因し、不足分の技術を早急にキャッチアップし再受験しましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?


CCIEラボ試験は非常に難しい試験です。
しかし、諦めずに受け続ければ必ず報われる時がきます!


頑張ってくださいね、応援しております!

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