2020年2月24日よりシスコ技術者認定の試験が大幅に改定されます。
CCNAを目指されている方は
・旧CCNAと新バージョンのCCNAの違いって何があるのか?
を気にされている方も多いのではないでしょうか?
本記事ではCisco社から公式発表されている情報に基づき、旧CCNAと新バージョンのCCNAの違いを解説していきます。
※本記事ではCCNAの認定トラックのうち、多くの方の受験が想定される「CCNA」について紹介します。
旧CCNAと新バージョンのCCNAの違い

早速ですが、旧CCNAと新バージョンのCCNAの違いを紹介いたします。
大きく分けると、旧CCNAと新バージョンのCCNAの違いは以下の3点です。
▼旧CCNAと新バージョンのCCNAの違い▼ - CCNAの認定トラック数が変わる
- CCNAの認定に必要な科目が変わる
- CCNAの試験範囲が変わる
では上記①〜③についてそれぞれを解説いたします。
違い① CCNAの認定トラック数が変わる

1つ目はCCNAの試験名称が変わる点です。
旧試験のCCNAは専門技術毎に10つの認定トラックが分かれておりましたが、新試験のCCNAでは1つに集約されております。
具体的な内容は以下の図をご確認下さい。
▼ 旧CCNA(〜2020年2月23日)は以下の通り ▼

▼ 新CCNA(2020年2月24日〜)は以下の通り ▼

また、CCNA試験と同レベルの試験(アソシエイト試験)として、DevNet Associate試験という新しくDevNet(ソフトウェア設計/開発)関連の認定トラックが増えております。
上記から、今度はネットワークエンジニアもソフトウェアやプログラミングに関する知識も必要になるという事でしょう。
自動化関連の知識を身に付けたい方はCisco社が無償でラボ環境を用意しておりますので、気になる方は以下の記事をご確認下さい!
違い② CCNAの認定に必要な科目が変わる

2つ目はCCNAの認定に必要な科目が変わる点です。
具体的には「CCNA 200-301」という新しい試験科目に合格する必要がございます。
CCNA 200-301試験について
では、CCNA 200-301について紹介いたします。
▼ CCNA 200-301試験 ▼
違い③ CCNAの試験範囲が変わる

3つ目はCCNAの試験範囲が変わる点です。
具体的には旧CCNA試験では専門分野毎(R&S,Securityなど)に試験が分かれておりましたが、
新CCNA試験では1つに集約されている為幅広い知識が問われる試験に変更されております。
では、各試験科目の試験範囲について紹介していきます。
CCNA 200-301の試験範囲
ではCCNA 200-301に関する試験範囲を紹介いたします。
本試験ではネットワークの基礎からネットワークアクセス、IPコネクティビティ、セキュリティの基礎、自動化など幅広い知識が求められます。
詳細は以下の通りです。
▼ CCNA 200-301の試験範囲▼ - ネットワーク基礎(各NW機器の役割/機能、IPアドレス全般、ネットワークトポロジの特徴など)
- ネットワークアクセス(VLAN、L2ポート、STP、WLAN、AP/WLCなど)
- IPコネクティビティ(ルーティング基礎、StaticRoute、OSPFなど)
- IPサービス(NAT、DHCP、QoS、TFTP/FTP、SSH SNMP、DNSなど)
- セキュリティ(セキュリティ基礎、サイト間VPNの知識、ACL、L2セキュリティ、無線セキュリティなど)
- 自動化とプログラマビリティ(DNA Center、JSON、RSETベースAPI、構成管理ツールなど)
上記の通り、旧試験であるCCNA R&Sと比較するとルーティング・スイッチングに関する範囲は減っている一方、無線や自動化、セキュリティに関するの出題比率が増加する事が分かると思います。
細かい試験範囲は以下のCisco公式HPをご確認下さい!
>>Cisco公式HP: CCNA 200-301の試験範囲
まとめ

最後までお読み頂きましてありがとうございます。
2020年2月24日より新試験が適用されますので、
新試験での受験を考えている方はCisco社の公式HPにて試験範囲を把握しチャレンジしてみて下さい!
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