ネットワークエンジニアの方であれば、誰もが知っているCCIE。
シスコ社の認定資格の中でも高難易度の資格の1つであり、市場価値の高い資格の1つです。
しかし、CCIEにチャレンジしたいと考えていても、
・自分でも合格出来るだろうか?
・どのくらいの勉強時間がかかるのだろうか?
など、多くの不安があると思います。
もちろん、私も同じような悩みを抱えながらCCIEの勉強を進めておりました。
本記事ではネットワークエンジニアとしての業務経験が1年間でも「CCIE」に合格する事が出来た勉強方法(CCIE筆記)をご紹介させて頂きます。
>>参考記事: 「CCIEが改定!CCIE R&SとCCIE Enterpriseとの違い!」
>>関連記事: 「CCIEを受ける人必見!英語の対策と勉強方法はこれだけでOK!」
CCIE筆記 勉強方法
早速ですが、勉強方法について紹介いたします。
私は以下の3つのステップを踏む事により、CCIE筆記に合格する事が出来ました。
- CCNPの全範囲の理解(CCNPの復習)
- CCIE R&SのOfficial GuideにてCCIEレベルのネットワーク技術を理解する
- CCIE R&Sの筆記試験問題集を繰り返し解く
では、上記①〜③に関して具体的な勉強方法を以下にて紹介いたします
ステップ① CCNPの全範囲の理解(CCNPの復習)
1ステップ目はCCNPの全範囲の理解(CCNPの復習)です。
当然の事ながらCCIEはCCNPの範囲は理解している前提の試験です。
その為、もしCCNPの範囲で曖昧な箇所がある方は必ず復習する事をオススメします。
CCIEはラボ試験を合格出来て初めて認定される試験です。
ラボ試験は実機での操作が求められ曖昧な知識・技術では通用しない為、良い機会だと考え曖昧な箇所な可能な限りなくすように勉強し直しましょう!
※大変恥ずかしい話ですが、私はOSPFのLSAタイプやBGP全般についての理解が低かった為、このタイミングで全般的に復習いたしました。
ラボ試験を合格した今考えてみると、結果的にはこのタイミングで理解度を高める事ができ良かったと思います。
ステップ② CCIE R&SのOfficial GuideにてCCIEレベルのネットワーク技術を理解する
2ステップ目はCCIE R&SのOfficial GuideにてCCIEレベルのネットワーク技術を理解するです。
具体的にはCCIEの範囲は参考書「CCIE Routing and Switching v5.0 Official Cert Guide, Volume 1 (5th Edition)・CCIE Routing and Switching v5.0 Official Cert Guide, Volume 2 (5th Edition)」をベースにCCIEレベルのネットワーク技術のキャッチアップをいたしました。
また、上記参考書は非常にページ数が多いので理解しているCCNP範囲の部分は流し読みに留め、CCIEから追加された新要素の部分はしっかり理解する為に熟読いたしました。
なお、CCIEでは「筆記試験」・「ラボ試験」共に問題文が英語になりますので、Cisco社独特の英文読解力が必要になります。
従いまして、今後の「ラボ試験」の勉強対策を踏まえると上記で紹介した「CCIE Routing and Switching v5.0 Official Cert Guide」は、Cisco社の独特の英文に慣れるという意味でも非常に効果的なので購入される事を推奨いたします。
賛否両論があると思いますが、
私はCCIE筆記のタイミングでは実機での検証は一切実施せず、上記参考書を読み進め各ネットワーク技術の仕様を把握する事を意識いたしました。
ただ今考えるとCCIEで新しく学ぶ技術(MPLSやMulticast)は理解を深める上でも、CCIE筆記のタイミングで検証すべきだったと反省しております。
これからCCIEを受験される方の参考になれば幸いです。
>>関連記事: 「CCIEを目指している人必見!CCIE合格にオススメな参考書」
ステップ③ CCIE R&Sの筆記試験問題集を繰り返し解く
3ステップ目はCCIE R&Sの筆記試験問題集を繰り返し解くです。
具体的にはCCIE 筆記試験(Written)の受験対策として参考書「徹底攻略 Cisco CCIE Routing & Switching 筆記試験対策問題集 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)」をベースに勉強いたしました。
上記の参考書は問題文は英語で記載されておりますが、解説が日本語で記載されております。
その為、英語の問題文に慣れつつ、日本語の解説でしっかり理解をしながら勉強を進める事が出来ます。
かつてはCCIE筆記の問題集がネット上に公開されていたようですが、
私が受験した時には有効性を失っていた為、地道に勉強を進めました。
筆記試験の知識はラボ試験でも十分活かす事が出来る為、大変ですが地道に勉強しましょう!
私がCCIE筆記試験 勉強時に意識した事
では、最後に私がCCIE筆記試験の勉強時に意識した「力を入れたポイント」と「力を入れなかったポイント」を紹介させていただきます。
力を入れたポイント
まず、私がCCIE筆記試験の勉強時に力を入れたポイントをご紹介いたします。
CCIE筆記の試験範囲とCCIEラボの試験範囲では試験範囲が重複している技術要素がございます。
重複している技術要素は今後のCCIEラボでも必要になる(さらに深い)スキルになる為、筆記の試験対策時から重点的に勉強いたしました。
また、試験範囲が重複している技術要素を勉強した後、知識を定着させる為(CCIEラボ勉強時に同じ事を再度勉強する事にならないよう)に、何かしらの方法でアウトプットする事をオススメします!
私は試験範囲が重複している技術要素はEvernoteに要点を整理し、
通勤の電車の中で繰り返し復習する事によりCCIEラボの勉強の際に後戻りが発生しないように心掛けました。
力を入れないポイント
次に、私がCCIE筆記試験の勉強時に力を入れなかったポイントをご紹介いたします。
CCIE筆記試験の特徴として複数の選択肢から正解の選択肢を選択する問題形式なので、
賛否両論があると思いますがCCIE 筆記試験でしか出題されない技術要素(例:IS-IS等)に関してはある程度割り切って勉強を進めておりました。
※誤解して欲しくないのですが、全く勉強しなかった訳ではありません。
参考書ベースの勉強は実施いたしましたが、試験前日を除き定期的な復習は一切実施しておりませんでした。(試験前日に復習した程度です。)
まとめ
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
CCIE筆記試験はあくまでもCCIEラボ試験にチャレンジする為の通過点です。
しかしながら、手を抜いて勉強を進めてしまうとCCIEラボ試験の勉強中に後戻りが発生する可能性がございます。
後戻りを最小限にする為にもしっかり理解しながらCCIE筆記試験の勉強を進めましょう!
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