・LPIC or CCNAどっちを取るべき?
とお悩みの人も多いのではないでしょうか。
私は現役エンジニアをしており、
後輩から上記のような質問をよく頂いておりました。
本記事ではLPICとCCNAの違いや難易度などについて紹介いたします。
最後までお読み頂ければ、あなたが「LPIC or CCNAどちらを取得すべきか」理解する事が可能です!
この記事は以下のような方にオススメです!
● LPIC or CCNAを取得したい人
● LPIC ・ CCNAの違いについて知りたい人
そもそもLPIC, CCNAとは?
では「LPIC試験, CCNA試験」を紹介させて頂きます。
LPICとは?
LPIC(Linux Professional Institute Certification)とはカナダに本部を置く非営利組織「Linux Professional Institute」にて運営されている世界最大のLinux技術者の認定資格です。
本試験は世界180カ国以上の国で実施されておりますので、世界的にも有名な認定資格の1つです!
又、LPIC試験は「LPIC-1」「LPIC-2」「LPIC-3」と3種類の試験があり、数字が高くなるほど難易度が高くになります!
※本記事では良くCCNAと比較される「LPIC-1」について、紹介させて頂きますね。
LPIC-1試験の最大の特徴は「Linuxシステムのアーキテクチャ」「Linuxシステムのコマンドライン」を身に付ける事が出来る点です!
LinuxはITサービスの核となる「サーバ基盤」で良く利用されるオペレーションシステム(OS)である事から、サーバ系エンジニアであれば必須の試験と言っても問題ないでしょう!
Linux = 「サーバに特化した資格」と理解しましょう!
CCNAとは?
CCNA(Cisco Certified Network Associate)とはネットワーク機器の最王手メーカーであるシスコシステムズ社の認定資格の1つであり、ネットワークエンジニアの知識・技能を認定する試験の1つです。
Cisco社のネットワーク機器は世界中で利用されており、なんと約50%のシェアを有しております!
世界中のITネットワークがCisco社の機器で構成されていると言っても、過言ではないでしょう!
そのような理由からCCNAはネットワークエンジニアの中では誰もが知っている有名な資格です!
Cisco社の試験も以下の通り、レベル毎に分けられております。
▼ CCNAの立ち位置 ▼
上記の通り、CCNAは「アソシエイトレベル」に位置付けらているのが、お分かり頂けると思います。
CCNA試験の最大の特徴は「ネットワークの基礎/基礎」「Cisco社のネットワーク機器のコマンドライン」を身に付ける事が出来る点です!
ネットワークエンジニアであればCisco社の機器に関する知識は必須になりますので、ネットワークエンジニアであれば必須の資格と言っても問題ないでしょう!
CCNA = 「ネットワークに特化した資格」と理解しましょう!
LPIC, CCNAの違い
では本章では「LPIC, CCNAの違い」を紹介させて頂きます。
LPIC, CCNAの試験はどちらもITインフラ系の試験としては、全世界的に有名な試験です!
しかし、両試験には大きな違いがございます。
具体的な違いは以下の3つです。
- 求められる知識が異なる
- 勉強方法が異なる
- 難易度が異なる
では、上記1〜3の詳細について解説させて頂きます。
【LPIC, CCNA試験の違い①】求められる知識が異なる
最大の違いは「求められる知識が異なる」点です。
この点は大きく異なります!
簡潔な差分は以下の通りです。
CCNA ・・・ ネットワークに関する幅広い知識が問われる(ネットワーク系の認定試験)
つまりサーバ(アプリケーションやサービス)のインフラ基盤に関する知識は「LPIC」、そのサーバ間を接続するITネットワークに関する知識は「CCNA」で学ぶ事が可能でございます!
特に両試験とも「これからエンジニアになりたい人」にとって、非常にオススメな試験です!
理由はこれらの試験を通じて、業務で最低限必要な知識を身につける事が可能だからです。
試験範囲が大きく異なるけど、
どちらも業務を遂行する上で最低限の知識を身につける事ができる有益な試験です!
【LPIC, CCNA試験の違い②】勉強方法が異なる
LPIC, CCNAでは勉強方法が大きく異なります。
まず最初にLPIC試験の特徴から紹介しますね!
LPIC試験に合格するには「Linuxシステムのコマンドライン」を大量に覚える必要がございます。
この点がLPIC試験の一番大きな課題です。
コマンドラインの中には業務では利用しないようなコマンドや細かいオプションを覚える必要がございます。
つまり、LPIC試験では「暗記力を問われる試験」と言っても、過言ではありません。
そのような試験の特徴から、ひたすらコマンドを覚え続ける事が重要です!
出来るだけ実機(LinuxのCUI画面)を使用して、記憶に定着するようにしましょう!
逆にCCNA試験では「ネットワークの基礎・理論」をしっかりと身につける必要がございます。
もちろん、最低限のCisco社のコマンドを覚える必要がございますが、それよりも「ネットワークの基礎力を問われる問題が多い」傾向がございます。
その為、暗記だけでは合格が難しい試験と言えるでしょう。
つまり、CCNA試験ではしっかりとネットワークの基礎や技術を身につける事が重要です。
そのような試験の特徴から参考書や技術サイトにて、しっかりと基礎力を身につけましょう!
ただネットワークの技術用語を暗記するのではなく、そのネットワーク技術の必要性、動作仕様含めて理解出来るように意識的に勉強しましょう!
CCNAでは参考書でネットワークの基礎力を身につけた後に
実際のコマンドを使ってネットワークの検証するのが王道です!
【LPIC, CCNA試験の違い③】難易度が異なる
前述でお伝えした通り、LPIC, CCNAは試験範囲が大きく異なります。
その為、人によって感じる難易度が違うと思います。
サーバ系の知識がある人や暗記が得意な人はLPICの方が簡単だと思います。
逆にネットワーク系の知識がある人や全体像を把握してから細かい部分を理解したい人はCCNAの方が簡単だと思います。
とはいえ、難易度に惑わされずに「今あなたに必要なスキルはどちらか?」という観点で、どちらを取得すべきか検討しましょう!
次章では「LPIC or CCNAどちらを取得すべきか」について解説いたします。
LPIC or CCNAどちらを取得すべきか
では「LPIC or CCNAどちらを取得すべきか」について解説いたします。
結論から伝えると、
サーバ or クラウドエンジニアになりたい人はLPIC
を目指しましょう!
しかし、読者の方の中には、
・どっちのエンジニアになりたいか分からない・・・
という人も多いと思います!
そのような方は「CCNA」を目指しましょう!
理由はネットワークエンジニアから他のエンジニアへキャリアチェンジしやすいからです。
ITの世界では「ネットワーク」がなければ、そもそも通信が成り立ちません。
つまり、ネットワークは道路のようなイメージですね!
そのような特徴からどのITエンジニアであっても、ネットワークを考慮してITシステムの設計・構築をする必要がございます。
つまり、途中でサーバエンジニアやクラウドエンジニアになっても、ネットワークのスキルを活かす事が可能です!
もちろん、今後5GやIoTの普及により、ネットワークエンジニアの必要性はより高まると推測されております。
上記のような理由から、お悩みの方は「CCNA」を目指しましょう!
サーバの知識を身に付けたい人は「LPIC」
ネットワークの知識を身に付けたい人は「CCNA」
現時点で決まっていない人は「CCNA」がオススメです!
CCNAの勉強方法
本章では「CCNAの勉強方法」の概要について解説いたします。
- 市販の参考書にて独学で勉強する方法
- ITスクールにてプロから学習する方法
では、上記1〜2の詳細について解説させて頂きます。
市販の参考書にて独学で勉強する方法
CCNAの参考書は市販で多く販売されております。
それらの参考書を活用する事により、効率よくCCNAの勉強を進める事が可能です!
その中でも以下のCCNAの参考書が有名であり、多くの方がこちらで勉強しております!
以下のアマゾンリンクから本書の内容の詳細が確認出来ますので、ぜひ確認してみて下さい!
▼ シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集 ▼
また、CCNA試験の詳細、勉強方法、CCNAの難易度に関する詳細は以下の記事で纏めております。
ご興味のある方はご覧下さい!
>>参考記事: 「独学でも合格可能!CCNAの効率的な勉強方法を紹介!」
>>参考記事: 「【必見】CCNAって難しい?必要な勉強時間と難易度を解説!」
ITスクールにてプロから学習する方法
CCNAを目指させている方の中には、
・ 合格出来るか不安・・・
・ 確実に合格したい・・・・
・ 独学で勉強を進めてみたけど、やっぱり難しい・・・
と、お悩みを抱えている人も多いと思います。
CCNAは非常に難しい試験なので、勉強も辛いですよね。
私も同様な思いを抱えながら勉強を進めておりましたので、その気持ちは痛いほど理解できます。
そのような方には「
ウズウズカレッジ CCNA対策コースとは!
本コースのスゴイところは「CCNA合格に必要なサポートが揃っている点」です。
- 他社と比較して圧倒的に安い!
- 高評価率98%! わかりやすさにこだわった教材!
- 個別指導でオーダーメイドの学習スケジュール!
- 希望者は転職サポートも受けられて転職成功率95%以上!
- 条件付きで最大6ヶ月分のキャッシュバックあり!
1on1形式(担任講師)が二人三脚でCCNA合格に向けてサポートくれる体制が整っており、非常に魅力的なスクールです。
一人一人の学習進捗や理解度に合わせて、
着実にCCNA合格に向けて歩み出すことができるので安心ですね!
条件次第では「条件付きで最大6ヶ月分のキャッシュバック」があるので、驚きです!
む、無料!?かなり上記に当てはまる人はかなりお得ですね!!
そして、希望者は就職支援までサポートしてくれますので、安心できますね!!
ネットワークエンジニアって将来性あるの?
ITの世界ではネットワークは電気・ガス・水道と同じ社会インフラの1つです。
さらには、今後5G/6GやIoTの普及により、よりネットワークエンジニアの市場価値は間違いなく高まります!
どんなに素晴らしいITサービスがあっても、安定したネットワークがなければ利用者は使うことができません!
ネットワークエンジニアになれば、重要な社会インフラの仕事に携わることができます!
そのような市場価値の高いネットワークエンジニアになる最初の一歩が「CCNAの取得」です!
>>参考記事: 「【厳選】CCNAが難しすぎる、独学で苦しんでいる方へ!オススメのスクールを紹介」
LPICの勉強方法
本章では「LPICの勉強方法」の概要について解説いたします。
LPICは市販の参考書にて独学で勉強を進めましょう!
数多くあるLPICの参考書中でオススメの参考書は、
です!
勉強方法としては「Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応」で試験範囲内のLinuxの基礎を網羅的に勉強して、「Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集」で問題に慣れていくようにしましょう!
上記の勉強方法で私の後輩も全員合格しているので、自信を持ってオススメです!
以下のアマゾンリンクから本書の内容の詳細が確認出来ますので、ぜひ確認してみて下さい!
▼ Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応 ▼
▼ Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集 ▼
LPICの勉強方法は以下の記事で紹介しておりますので、ご興味のある方はご覧ください!
>>参考記事: 「1ヶ月で合格可能! LPIC level1 (101,102)の勉強方法を紹介!」
まとめ
最後までお読み頂きありがとうございます。
LPIC、CCNAはこれからエンジニアになりたい人!駆け出しのエンジニアの人!にとっては、非常に有益な試験です!
この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
>>参考記事: 「CCIEが語る!ネットワークエンジニアにオススメな本・参考書!」
>>参考記事: 「【英語学習】外資系エンジニアが語るITエンジニアにオススメな本」