HSRP(Helloタイマー)の設定変更・正常性確認の方法【動作検証】

本記事ではHSRPのHelloタイマー・Holdタイマーの設定変更についてご紹介させて頂きます。

復習されたい方はコチラ!
本記事はHSRPを理解されている前提の記事になっておりますので、HSRPに関して復習されたい人は以下の記事をご確認下さい。

検証前提

設定要件及び検証ネットワークは以下の通りです。

設定要件

以下の要件に基づきHSRPの設定を実装する。

  • HSRP Helloタイマーを1秒、Holdタイマーを3秒に設定する事

ネットワーク図

検証時のネットワーク環境は以下の通りです。

HSRPの検証環境

事前確認

検証前時点の各機器の設定内容やログは以下の通りです。
※HSRPに関連するconfigのみを抜粋しております。

R1設定確認

以下の通り、LAN側のIPアドレスとHSRPの基本設定(HSRPグループ,プライオリティ,プリエンプト)は設定済です。

※補足:WAN側に関するルーティング設定は実装済みです。(configは省略しております)

R2設定確認

以下の通り、LAN側のIPアドレスとHSRPの基本設定(HSRPグループ)は設定済です。

※補足:WAN側に関するルーティング設定は実装済みです。(configは省略しております)

SW1設定確認

以下の通り、SWのポートは全てVLAN1のAccessPortとして設定済です。

【補足】debug standby packets で現状確認

debug standby packetsを有効化する事により、Helloパケットの送信/受信を確認する事が可能です。

設定変更作業

では、以下にてHSRPの設定を実装していきます。

  1. R1のHelloタイマー・Deadタイマーを変更する
  2. R2のHelloタイマー・Deadタイマーを変更する

正常性確認

要件通り設定変更がされているか確認します。

R1設定確認

・R1のHelloタイマーが1秒・Deadタイマーが3秒へ変更されている事を確認する。

・debug standby packetsでHelloタイマーの送信間隔が変わった事を確認する。

R2設定確認

・R2のHelloタイマーが1秒・Deadタイマーが3秒へ変更されている事を確認する。

・debug standby packetsでHelloタイマーの送信間隔が変わった事を確認する。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

HSRPのHelloタイマー・Holdタイマーの設定変更方法については理解しておきましょう!

▼HSRPのHelloタイマー・Holdタイマーの設定方法はコチラ!▼

【設定コマンド】
Router(config)# interface [インターフェース名&番号]
Router(config-if)# standby group-number timers [Helloタイマー(秒)] [holdタイマー(秒)]