コストの設定変更・正常性確認の方法【OSPF 動作検証】

本記事ではOSPFのコストの設定変更についてご紹介させて頂きます。

検証内容

設定要件及び検証ネットワークは以下の通りです。

設定要件

以下の要件に基づきOSPFの設定を実装する。

  • R1からR2のLo1(2.2.2.2)へ通信はR1->R2経由で通信させる事
  • R2からR1のLo1(1.1.1.1)へ通信はR2->R3->R1経由で通信させる事

ネットワーク図

検証時のネットワーク環境は以下の通りです。

事前確認

検証前時点の各機器の設定内容やログは以下の通りです。

【事前確認】R1設定確認

以下の通り、OSPFに関する基本設定は実装済みです。

【事前確認】R2設定確認

以下の通り、OSPFに関する基本設定は実装済みです。

【事前確認】R3設定確認

以下の通り、OSPFに関する基本設定は実装済みです。

【事前確認】疎通確認

R1からR2のLo1(2.2.2.2)へ通信はR1->R2経由で通信している事を確認する。

R2からR1のLo1(1.1.1.1)へ通信はR1->R2経由で通信している事を確認する。

設定変更作業

R2にてR1向けインターフェース(e0/3)のCost値を変更する

【補足】OSPFコストによる経路制御イメージ

R1のLo0(1.1.1.1)の経路はR2のe0/3のコスト値を10から100へ変更することにより、以下の図の通り「R3経由の経路がベストパス」になります。

R1経路のコスト値変更

R2のLo0(2.2.2.2)の経路はR2のe0/3のコスト値の変更の影響を受けない為、以下の図の通りになります。

R2経路のコスト値変更

ポイント
OSPFのコスト値は「経路情報を受信するインターフェースのコスト値」を加算します。

正常性確認

要件通り設定変更がされているか確認します。

【正常性確認①】OSPF コスト確認

・R1のコスト値は変更されてない事を確認する。

・R1のコスト値は10から100へ変更されている事を確認する。

【正常性確認②】ルーティングテーブルを確認

・R1のルーティングテーブルは変化ない事を確認する。

・R2のルーティングテーブルは「1.1.1.1」の宛先IPアドレスがR3に変わっている事を確認する。

【正常性確認④】疎通確認

・R1からR2のLo1(2.2.2.2)へ通信は変化ない事を確認する。

・R2からR1のLo1(1.1.1.1)へ通信はR3経由になっている事を確認する。

まとめ


最後までお読み頂きありがとうございました。
OSPFのコスト値の設定については理解しておきましょう!

▼コスト値の設定変更方法▼

  1. ip ospf costコマンドでコスト値を変更 ※本検証内容はこちら
  2. bandwidthコマンドで帯域幅を変更
  3. auto-cost reference-bandwidthコマンドでコスト計算式の分子値を変更

【コスト 変更方法①】ip ospf costでコスト値を変更

【設定コマンド】
Router(config)# interface [インターフェース名&番号]
Router(config-if)# ip ospf cost [コスト値]

【コスト 変更方法②】bandwidthコマンドで帯域幅を変更

【設定コマンド】
Router(config)# interface [インターフェース名&番号]
Router(config-if)# bandwidth [帯域幅]

【コスト 変更方法③】コスト計算式の分子値を変更

【設定コマンド】
Router(config)# router ospf [OSPF プロセス番号]
Router(config-if)# auto-cost reference-bandwidth [帯域幅]

網羅的にOSPFの知識を身につけたい方は、以下のまとめ記事をご確認ください!!

▼ あなたにオススメな記事 ▼

>>参考記事: [まとめ] OSPF 基礎〜応用・検証結果の記事をまとめました!