
日々仕事やプライベートで利用している電話番号について、色々な番号体系がある事に気づかれている人も多いのではないでしょうか。
例えば「090-1234-5678」「+8190-1234-5678」「050-1234-5678」「03-1234-5678」など、世の中には複数の電話番号の種類がございます。
本記事では「電話番号」の種類や番号体系について解説させて頂きます。
電話番号とは
電話番号とは固定電話や携帯電話などの電話サービスを利用する為に付与される個人アカウントの事です。
主に音声通話時の相手を識別する為に利用されております。
相手を識別する = 電話番号(個人アカウント)は重複がないように割り当てる必要がある為、総務省にて電話番号のルールが決められております。
電話番号の種類
電話番号の種類は大きく分けると以下の4種類がございます。
- 固定電話用の電話番号
- 携帯電話用の電話番号
- IP電話用の電話番号
- 特番用の電話番号
では上記3つの番号種別に関する詳細は、以下にて解説させて頂きます。
固定電話用の電話番号
固定電話とはケーブル(有線)で接続する電話の事であり、10桁の番号(0x-xxxx-xxxx)の番号が利用されます。
固定電話用の電話番号体系は以下の通りです。(東京都の電話番号を例にしております。)
上記の図の通り、最初の1桁目「0」は国内通話を意味し、次の2桁目〜6桁目が地域情報(市外局番と市内局番)、最後の7桁目〜10桁目が加入者番号となります。
尚、市外局番は各都道府県や市町村単位で予約されており(例:東京の人は「3」、大阪の人は「6」)が予約されており)、市内局番は電気通信事業者(NTT東日本・KDDI・ソフトバンクなど)単位で予約されております。
市外局番に関して興味のある方は、総務省が規定している市外局番の一覧ご覧ください。
- 東京の場合は市外局番が「3」・・例 03-[市内局番4桁]-[加入者番号]
- 大阪の場合は市外局番が「6」・・例 06-[市内局番4桁]-[加入者番号]
- 札幌の場合は市外局番が「11」・・例 01-1[市内局番3桁]-[加入者番号]
携帯電話用の電話番号
携帯電話とは移動体通信(無線)で接続する電話の事であり、11桁の番号(0x0-xxxx-xxxx)の番号が利用されます。
2019年現在では各携帯事業者から(090-xxxx-xxxx)・(080-xxxx-xxxx)・(070-xxxx-xxxx)の3つの番号レンジより割り振られます。
一番馴染みのある携帯電話の電話番号がこの種別です!
IP電話用の電話番号
IP電話では11桁の番号(050-xxxx-xxxx)の番号が利用されます。スマートフォンのIP電話アプリなどで利用されております。
IP電話用の電話番号は一部繋がらない番号(緊急番号等)がございますので、予め認識しておきましょう!
特番用の電話番号
予め電話音声サービスとして予約されている番号の事です。
例えば「110」は警察通報、「117」は時報、「171」は災害ダイヤル、「0120」はフリーダイヤル、「0570」はナビダイヤルで予約されております。
良く利用されている特番リストは以下の通りです。
- 104 : 番号案内
- 110 : 警察通報
- 117 : 時報
- 118 : 海上保安機関通報
- 119 : 消防機関通報
- 171 : 災害伝言ダイヤル
- 177 : 天気予報
- 184 : 発信者番号通知拒否(番号非通知)
- 186 : 発信者番号通知
- 0120 : フリーダイヤル
- 0570 : ナビダイヤル
「+81」とは? 国際番号(日本の国版番号)について
Lineで自分の電話番号を調べようとすると、「+81 80-1234-xxxx」という、「+81」という番号になっている事に気づいた人もいるのではないでしょうか?
結論から伝えると「+81」は日本の電話番号を意味します。
つまり、日本以外の国から日本へ電話する際に利用される電話番号(国際通話時の番号)は「81+最初の0を覗く電話番号」になります。
国際通話時の番号体系は以下の通りです。
国際電話の場合は先頭の「0」をダイヤルしないように気をつけましょう!
- +1 : アメリカ・カナダ
- +7 : ロシア
- +33 : フランス
- +39 : イタリア
- +44 : イギリス
- +45 : デンマーク
- +49 : ドイツ
- +55 : ブラジル
- +61 : オーストラリア
- +65 : シンガポール
- +82 : 韓国
- +86 : 中国
- +91 : インド
一般的に国際通話の場合、通話量が高くなる傾向がございます。通話料は各通信プロバイダーのホームページでご確認下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
身近にある電話番号の奥深さを感じて頂くことが出来たでしょうか。
もう少し細かい情報が知りたい方は是非、総務省のホームページを確認して見て下さい!