LPIC level2の取得を目指されている方の中には、
・LPIC level2の勉強の仕方が分からない・・・
・LPIC level2を受験したけど難しくて落ちてしまった・・・
と、お悩みの方も多いのではないでしょうか?
本記事では私の実体験に基づきLPIC level2の試験範囲や効率的な勉強方法をご紹介させて頂きます。
この記事は以下のような方にオススメです!
● LPIC level2の効率的な勉強方法をしたい人
● LPIC level2の参考書を知りたい人
LPIC 試験とは
まずは「LPIC」試験について簡潔に紹介したいと思います。
LPIC(Linux Professional Institute Certification)とはカナダに本部を置く非営利組織「Linux Professional Institute」にて運営されている世界最大のLinux技術者の認定資格です。
本試験は世界180カ国以上の国で実施されておりますので、世界的にも有名な認定資格の1つです!
LPIC level2の種類
LPIC試験は「LPIC level1」「LPIC level2」「LPIC level3」と3種類の試験があります。
数字が高くなるほど難易度が高くになります!
※本記事では「level2」についてフォーカスして紹介します。
本記事で詳しく紹介する「LPIC level2」試験の最大の特徴は「Linuxシステムの構築・管理」の知識が問われる試験です。
Linuxの上で各種サーバ(メール・Webサーバなど)に関する知識やLinuxのネットワーク・セキュリティに関する知識も必要とされる試験である為、Level1より「高度なLinux知識が必要となる試験」と言えるでしょう。
Linux Level2 = 「Linuxエンジニア向けの資格」と理解しましょう!
LPIC level2の試験内容
それでは「LPIC level2」について紹介いたします!
LPIC level2試験に合格するためには、2つの試験(201試験・202試験)に合格する必要がございます。
201試験・202試験は試験範囲が異なるだけなので、どちらを先に受験しても問題ありません。
試験範囲を考慮すると、
特にこだわりがない人は201試験を先に受験する事がオススメです!
LPIC level2 201試験
LPIC level2 201試験では「Linuxのファイルシステムやデバイス管理など」の知識が問われる試験です!
具体的には以下のような知識が問われます。
- キャパシティプランニング
- Linuxカーネル
- システム起動
- ファイルシステムとデバイス
- 高度なストレージデバイスの管理
- ネットワーク構成
- システム・メンテナンス
上記の通り、Linuxの構築・管理をする上での知識が問われる試験と言えるでしょう!
試験範囲の詳細は以下の公式HPにて確認しましょう!
>>参考記事: 「LPIC level2 201試験 試験範囲」
LPIC level2 202試験
LPIC level2 202試験では「サーバ関連の構築・管理スキル(DNS・Web・メールなど)」などの知識が問われる試験です!
具体的には以下のような知識が問われます。
- ドメインネームサーバー
- ウェブサービス
- ファイル共有
- ネットワーククライアント管理
- 電子メールサービス
- システムセキュリティ
上記の通り、202試験では各サーバに関する詳細レベルのスキルが問われる試験と言えるでしょう!
試験範囲の詳細は以下の公式HPにて確認しましょう!
>>参考記事: 「LPIC level2 202試験 試験範囲」
LPIC level2の難易度
次にLPIC level2の難易度について解説します。
LPIC level2はLinux技術者 認定資格の中でも「中級レベル」と言われております。
業務でLinuxを扱っている人であっても、しっかりと対策をしないと合格出来ないレベルの試験です。
参考までに私の本業はネットワークエンジニアですが、サーバに関する知識が低かった為、非常に苦労しました。
※勉強期間は約3ヶ月です。
私のようなサーバ未経験者であっても正しい方法で勉強すれば、合格可能な試験とも言えるでしょう!
それでは勉強方法についてご紹介いたします!
LPIC level2の勉強方法・試験対策の方法
それでは本題のLPIC level2の勉強方法についてご紹介させて頂きます。
それではLPIC level2の勉強方法を紹介します!
- 「LPIC level2 試験に特化した参考書」でLinuxの基礎知識を身につける
- IT勉強サイト(Ping-t)の問題を解き続ける
- LPIC level2 試験にチャレンジする
LPIC level2試験は範囲が広いので、上記の勉強方法に従って201試験/202試験は別々で勉強しましょう!
お勧めの方法は201試験の範囲を勉強し201試験に合格したら、202試験の勉強を開始する方法です!
試験の内容的にも201試験でLinux全体の構築・管理スキルを身につけてから、202試験で個別のサーバに関する構築・管理スキルを身につけた方が良いと思います。
サーバ未経験者の私でも上記の勉強方法で合格しているので、自信を持ってオススメです!
では以下にて1〜3について具体的な勉強方法を紹介いたします!
勉強方法① 「LPIC level2 試験に特化した参考書」でLinuxの基礎知識を身につける
LPIC level2合格に向けた最初のステップは「LPIC level2 試験に特化した参考書」でLinuxの基礎知識を身につける事です。
ポイントとしては、必ずLPICに特化した参考書で勉強するようにしましょう!
一言で「Linux」と言っても勉強範囲が広すぎるからです。
特にLPIC level2は難しい試験ですので、試験範囲に絞って勉強した方が効率的です!
LPIC level2の合格に必要な参考書
どの参考書がいいか分からない・・・・・
と、お悩みの人も多いのではないでしょうか?
特にLPIC level2の参考書は非常に多いので、お悩みの人も多いと思います!
以下にて「私が自信をもってお勧め出来る参考書」を紹介いたします。
お勧めの参考書 : Linux教科書 LPICレベル2 Version4.5対応
▼ Linux教科書 LPICレベル2 Version4.5対応 ▼
Linux教科書 LPICレベル2 Version4.5対応は代表的なLPICレベル2に特化した参考書です。
LPICレベル2の201試験・202試験に対応した参考書であり、LPICの受験経験者がある人は「誰もが知っている有名な参考書」です!
試験範囲を網羅している点はもちろんですが、模擬試験も収録しておりますので理解度もチェックできます!
解説も非常に分かりやすいので、LPICレベル2を受験する人にとっては必須の参考書と言えるでしょう!
以下のアマゾンリンクから本書の内容の詳細が確認出来ますので、ぜひ確認してみて下さい!
▼ Linux教科書 LPICレベル2 Version4.5対応 ▼
LPICレベル2の勉強はLinuxの検証環境にて検証しながら理解を深めていきましょう!
実際に検証して動きを確認した方が知識が定着するので、業務でも活かす事が可能です!
勉強方法② IT勉強サイト(Ping-t)の問題を解き続ける
勉強方法の2ステップ目は「IT勉強サイト(Ping-t)の問題を解き続ける」です。
ご存知の人も多いと思いますが、「Ping-t」という学習サイトがございます。
ITエンジニアの人の中では、非常に有名なサイトです!
このサイトはLPIC level2の問題を多数の解く事が可能であり、問題も各分野でカテゴライズされておりますので復習がしやすい学習プラットフォームになっております。
一つの目安として、Ping-tの問題を95%以上正解出来るようにまで、繰り返し解き続けましょう。
「Ping-t」さんの公式ホームページは以下の通りですので、活用してみてくださいね!
https://ping-t.com
勉強方法③ LPIC level2 試験にチャレンジする
ここまできたら、試験にチャレンジしましょう!
Pearson VUEで試験予約しよう!
次にPearson VUEにて試験を予約する必要がございます。
以下のURLから試験の予約が可能なので、試してみて下さい!
https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/LPI.aspx
LPIC level2の受験者は社会人が多い為、時期や地域によっては休日の予約は埋まっている可能性がございます。
余裕を持って試験の予約をしましょう!
まとめ
最後までお読み頂きありがとうございます。
LPIC level2は非常に難しい試験ですが、取得する事でITエンジニアとしての価値を大幅に向上させる事が可能です!
諦めずに頑張ってみて下さい!
>>参考記事: 「CCIEが語る!ネットワークエンジニアにオススメな本・参考書!」