専門学校へ進学をご検討されている方の中には、
・専門士って意味あるの?
・高度専門士って意味あるの?
・学士とは全然違うのか?
と、確認されたい方も多いのではないでしょうか?
本記事では専門学校卒業の私の実体験に基づき専門士・高度専門士の価値についてご紹介させて頂きます。
この記事は以下のような方にオススメです!
● これから専門学校・大学への進学をご検討されている方
● 専門士・高度専門士の価値について知りたい方
専門士・高度専門士の価値
まずは「専門士・高度専門士の価値」からご紹介します。
結論からですが「専門士・高度専門士の価値」は、あまり高くありません。
特に大学卒業(学士)と比較すると、価値は低いを感じることが多くあります。
私は4年制の専門学校を卒業(高度専門士)ですが、
やはり大学卒業(学士)と比較すると、少し価値が低いと感じた経験が多くあります。
実際に弱いと感じた理由は、次章「専門士・高度専門士の問題点・学士の違い」でご紹介します。
では、専門学校へ行けない方がいいのか?
ここまで聞くと、専門学校より大学へ行った方がいい?と感じる人も多いと思います。
実は、そうとは言い切れません。
将来、あまり学歴に関連しない職業へ就きたいと考えている方は、専門学校でも問題ありません。
逆に、専門学校の方が良い場合はあります。
専門学校でも問題ない職業(一例)
それでは「専門学校でも問題ない職業」をご紹介します。
例えば、以下のような職業です。
- 独占業務資格が必要とされる職業 (専門学校でその国家試験が取得できる前提)
- 高い技術力が評価される職業
それでは、1つずつご紹介します。
問題ないケース① 独占業務資格が必要とされる職業
1つ目は「独占業務資格が必要とされる職業」です。
独占業務資格とは
独占業務資格とは、特定の職業や業務を行うために必要な資格のことです。
例えば、以下のような職業は、独占業務資格が必要となります。
該当の資格を持っていないと、その職業や業務を遂行することができない特徴があります。
- 美容師
- 司法書士
- 行政書士
- 税理士
- 電気工事士
つまり、学歴よりも「独占業務資格」を持っていることが、何より重要です。
独占業務資格の受験は専門学校でも良い理由は?
上記のように、独占業務は専門性の高い職業であることが多いです。
そして、長期間の学習や研修が必要で、高い合格基準が設けられていることが一般的です。
大学では一般教養含めて、幅広く学習することが多いですが、
専門学校では独占業務資格の合格に向けたより専門的なカリキュラムを提供しているところが多いです。
このように、独占業務資格に関連する職業の場合は、どんなに学歴が高くても、その資格がないと仕事ができません。
つまり専門士・高度専門士に価値があるのではなく、独占業務資格に価値があるのです。
専門学校では勉強できない、または専門卒では受験資格がない「受験独占業務資格」もあります。
ご興味がある「受験独占業務資格」の前提条件を予め確認しておきましょう。
〜 大学・専門学校を検討されている方へ! 〜
専門学校 or 大学どちらを選択するか次第で、今後のあなたの人生は大きく変わります。
失敗しない為にも情報収集は非常に重要なので、
まずは以下にて気になる学校の資料を一括で集めましょう!
問題ないケース② 高い技術力が評価される職業
2つ目は「高い技術力が評価される職業」です。
例えば、ITエンジニアなどの職業ですね。
ただし、これらの職業の場合は比較的大学でも学べるところが多いです。
もし、あなたが有名大学の理系学部へ入学できる学力があるのであれば、大学の方が無難です。
※ 理由は次章「専門士・高度専門士の問題点・学士の違い」でご紹介します。
逆にあまり良い大学へ入れない人は、専門学校で大学生より専門的な勉強をするのもありだと思います。
その他専門学校に関する記事を確認されたい方は、以下の記事をご確認ください!
>>参考記事: 「[実体験]専門学校へ行かなきゃよかった…専門のメリット・デメリットを紹介!」
>>参考記事: 「専門学校 内定がないまま卒業すると就職できないのか?」
専門士・高度専門士の問題点・学士の違い
続いて、「専門士・高度専門士の問題点・学士の違い」をご紹介します。
私は専門学校4年制(高度専門士)を卒業しました。
就職後に「専門卒と大卒以上との違い・ギャップ」を感じたことが、多くありました。
例えば、以下のようなことです。
専門学校への入学を検討されている方は、予め理解して上で入学しましょう。
- 新卒入社時の初任給が大卒の方が高い
- 大手・有名企業の場合、専門卒だと応募資格がないことがある
それでは、1つずつご紹介します!
学士の違い① 新卒入社時の初任給が大卒の方が高い
1つ目は「新卒入社時の初任給が大卒の方が高い」ことがある点です。
新卒向けの募集要項の給料欄を見ると、「院卒」「大卒」「専門卒」で分かれていることがあります。
もちろん、全ての企業でこのように給料差がある訳ではありませんが・・・
そして、初任給の差が将来的に埋まらないことが多く、
結果的に昇給・昇格のタイミングが大卒のより遅れてしまうことがあります。
私は「なんで同じ年齢・同じ仕事をしているのに報酬が違うの?」っと、日々疑問を感じながら仕事をしておりました・・・
この点が本当に不満でした・・・・
専門学校への入学を検討されている方は、予め企業によってはこのような給料差がある可能性がある点、理解しておきましょう!!
専門学校へ入学される方は、
大卒の学生と差別化できるように技術力・難易度の高い試験を取得して、差別化しましょう!
専門卒と大卒の給料の差(詳細)を確認されたい方は、以下の記事をご確認ください!
>>参考記事: 「【実体験】なぜ専門卒と大卒では給料に差がある?転職後にも影響するのか?」
学士の違い② 大手・有名企業の場合、専門卒だと応募資格がないことがある
2つ目は「大手・有名企業の場合、専門卒だと応募資格がないことがある」点です。
大手・有名企業の求人募集に応募する際、専門学校卒業者では応募資格を満たさないことがあることがあります。
個人的には、かなりショックでしたね・・・
日本の大手企業は「学士号以上の学歴」を必要条件として設定しているところが多いです。
なぜか、専門士・高度専門士には、応募資格すらない場合があります・・・・
ただし、転職時には問題なく応募することができることが多いです。
私は元々新卒時に応募すら断られた企業へ、転職することができております!
専門学校へ入学する前に、このようなリスクをがある点を理解しておきましょう!!
もし、有名企業・大手企業を目指されている方は、大学の方が無難です。
ただし、有益な経験が積めそうな企業へ一旦入社し、数年後転職される戦略もありですね!
専門卒の私が実際に困った事(詳細)を確認されたい方は、以下の記事をご確認ください!
まとめ
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
専門士・高度専門士の価値・必要性について、理解が深まりましたでしょうか?
これから専門学校へ入学される方は、予め理解しておきましょう!!
〜 大学・専門学校を検討されている方へ! 〜
専門学校 or 大学どちらを選択するか次第で、今後のあなたの人生は大きく変わります。
失敗しない為にも情報収集は非常に重要なので、
まずは以下にて気になる学校の資料を一括で集めましょう!