以下のようなお悩みを抱えていないでしょうか?
・ 専門学校と大学、どちらに進学すべきが悩んでいる。
・ 専門学校へ進学後に後悔したくない。
進学はあなたの人生の中でも大きなターニングポイントですので、お悩みになる人も多いと思います。
私も高校生の時に同じような悩みを持っていましたので・・・・・
そして私は専門学校へ入学したのですが、専門学校は良い意味でも悪い意味でも大きなギャップがございました。
実は専門学校にはメリットもございますが、反面デメリットもございます。
※特に新卒時の就職活動は本当に苦労しました。
本記事では私の実体験に基づき、専門学校へ進学するメリット・デメリットについて紹介します。
この記事は以下のような方にオススメです!
● これから専門学校 or 大学への進学を考えている人
● 専門学校へ進学後、就職活動をした実体験を知りたい人
● 専門学校へ進学するメリット・デメリットを知りたい人
〜 大学・専門学校を検討されている方へ! 〜
専門学校 or 大学どちらを選択するか次第で、今後のあなたの人生は大きく変わります。
失敗しない為にも情報収集は非常に重要なので、先ずは以下にて気になる学校の資料を一括で集めましょう!
そもそも専門学校とは?
まず、簡単に「専門学校」について解説します。
専門学校とは「特定の専門的な知識・技術」を身につける事が出来る専修学校です。
専門課程を設置する専修学校を専門学校と呼ばれております。
(文部科学省で規定されております!)
専門学校には様々業界に特化した学校(美容師や保育士、看護師、エンジニアなど)があり、大学と比較すると「より専門性の高い知識・技術を身に付ける事が可能」です。
上記の理由から、専門学生は大学生と比較すると特定の業界に対して就職しやすい傾向がございます。
また、「専門卒って実際にどのような扱いになるのか?」気になっている人も多いのではないでしょうか?
専門卒の学歴に関する詳細は以下の記事でまとめておりますので、気になる方はご覧下さい!
>>参考記事: 「専門学校 卒業は学歴に入らない?高卒や短大扱い?専門卒で実際に困った点とは!」
高校卒業者の進学率(大学 vs 専門学校 vs 短期大学)
では次に「高校卒業者の進学率の遷移」について紹介します。
まず最初に皆さんに質問がございます。
皆さんは高校卒業後にどのくらいの人が専門学校へ進学しているか、ご存知でしょうか?
実は50%以上の人が大学へ進学しているのに対して、約25%の人が専門学校へ進学しております。
以下は文部科学省のデータなので参考にしてみてください。
▼ 高等教育機関への進学率 ▼
上記の通り、ほとんどの人が大学へ進学する事がお分かり頂けると思います。
ただ、短期大学は年々進学率が低下しているのに対して、専門学校は徐々に増加傾向ですね。
やはり手に職をつける事が出来る専門学校の需要があるのも、事実ですね!
ただし、
「とりあえず手に職をつけたいから専門学校へ行きたい!」
と安易に考えてしまうと、後々後悔する可能性がございます。
それは専門学校へ進学するメリットもありますが、反面デメリットもございます。
では、次章では私の実体験に基づき、専門学校へ進学するメリットとデメリットについて解説いたします。
専門学校へ入学するメリット
では「専門学校へ入学するのメリット」について紹介します。
メリットは以下の4点です。
- 専門性の高い知識を身につける事が出来る
- 短期間で集中して勉強出来る
- 資格を取る事が出来る
- 会社を選ばなければ就職は出来る
では、上記4点について紹介を紹介していきます。
専門学校のメリット① 専門性の高い知識を身につける事が出来る
専門学校へ進学するメリットの1つ目は「専門性の高い知識を身につける事が出来る」点です。
専門学校では「専門性に特化した授業を受ける事が可能」でございます。
その点は大学のカリキュラムと比較すると大きく異なります。
具体的なカリキュラムの差としては、専門学校では「座学」だけではなく「実技力」を養う授業が多い特徴がございます。
例えば、IT系の専門学校であれば実業務で使用されているコンピュータ機器を使って実習をする事が出来ます。
※実業務で利用されている機器は高価なので実費で購入するのは難しいですが、専門学校ではそのような機器を使って、実践力を身につける事が可能です。
また、専門学校では1授業辺りの生徒数が少ない為、1人1人の実習環境があるので取り合いになる事もありません。
※講師の人も1人1人の生徒に対して、しっかりとサポート出来る人数ですね。
上記を踏まえると、就職後を見越した知識・技術力を腰を据えて身につける事が可能であり、その点は専門学校の良い点ですね。
専門学校を選ぶ際は「実技の設備」が充実しているか、オープンキャンパスにて必ずチェックしましょう!
学校選びに失敗しない為にも非常に重要です。
専門学校のメリット② 短期間で集中して勉強出来る
専門学校へ進学するメリットの2つ目は「短期間で集中して勉強出来る」点です。
大学は4年制ですが、専門学校では2年制の学部が多いのが特徴です。
つまり、たった2年間で様々な知識や技術力を身につける必要がある為、短期間で集中して勉強する事が可能です。
もちろん、時には勉強が辛く感じる事も多くございます。
その時に助けになるのが「周囲のクラスメイトの存在」です。
専門学校では将来の目標や夢が定まっている人が多い為、同じ目標を持った仲間が自然と集まります。
辛い時も仲間と一緒に頑張れる環境があるのも、専門学校の良い点ですね!
専門学校のメリット③ 資格を取る事が出来る
専門学校へ進学するメリットの3つ目は「資格を取る事が出来る」点です。
専門学校では「資格支援」をサポートしている学校が多いのが特徴です。
また、資格試験の傾向を分析して書籍を出版している講師も在籍しており、資格試験に特化した勉強が出来る専門学校も多くございます。
そのような理由から資格取得という面では専門学校は有利です。
また、職業の中には「国家試験」がないと仕事が出来ない職業がございます。
代表としては美容師や保育士、看護師などですね。
そのような難しい資格であっても「資格取得から就職までサポートしてくれる」学校が多いのも、専門学校の良い点です!
専門卒(専門士)の価値に関しては、以下の記事でまとめております。
ご興味がある方は、ぜひご確認下さい。
>>参考記事: 「【実体験】専門卒(専門士・高度専門士) やばい?意味がある・ない?」
専門学校のメリット④ 会社を選ばなければ就職は出来る
専門学校へ進学するメリットの4つ目は「会社を選ばなければ就職は出来る」点です。
専門学校で学んだ知識や技術を活かせる会社であれば、就職活動を有利に進める事が可能です。
特に資格を取得しておくと「知識・技術を有している証明」になるので、就職に有利です。
なぜなら、客観的に認定されている資格の合格証明書があるだけで、あなたの信頼性は格段を上がります!
面接の時に
「私は専門学校で専門スキルは勉強済みです!即戦力として働けます!」
と口頭だけで伝えるよりも「合格証明書」があった方が相手は信頼してくれます。
資格は頑張って取得しておきましょうね!
余談ですが、専門学校によっては「推薦枠」のような内定確定枠がございます。
そのような制度を活用する事により、就職を希望する学生であればどこかしらの企業へ就職出来るのが一般的です。
また、講師もかつて現場で働いていた方が多いので、気軽に業界の情報収集が出来る事も専門学校の良い点ですね!
何れにしても複数の大学・専門学校のパンフレットを取り寄せて、比較してみましょう!
失敗しない為にも情報収集は非常に重要なので、以下の公式リンクより資料を集めましょう!
>>参考記事: 「【不安】専門学校 内定がないまま卒業すると就職できないのか?」
専門学校のデメリット
次に「専門学校へ入学するのデメリット」について紹介します。
必ず良い部分だけではなく悪い点(デメリット)も理解しましょう。
- 勉強に追われる事になる
- 途中で進路を変える事が出来ない
- 就職先が限定される(大企業などには入れない)
- 補習を受講する際に別料金が必要になる
- 将来海外で働きたい人は不利になる
では、上記5点について紹介を紹介していきます。
専門学校のデメリット① 勉強に追われる事になる
専門学校へ進学するデメリットの1つ目は「勉強に追われる事になる」点です。
メリットの部分でもご紹介しましたが、大学は4年制ですが専門学校では2年制が一般的です。
その為、たった2年間で様々な知識や技術力を身につける必要があり、専門性の高い難しい授業を1日中受け続ける事になります。
上記のような理由から、
在学中は勉強に追われる事になるので、専門学校へ入学すると非常に大変な一面もございます。
※もちろん、学校や学科により多忙さは異なります。
また、もう1つ留意点がございます。
それは一度授業に追いつけなくなると、次の授業の内容が全く理解出来なくなる可能性がございます。
私も上記のような経験があり、非常に辛かった経験がございます。
※専門学校では復習や予習が不可欠ですね・・・
上記のような特徴もあり、途中退学してしまったクラスメイトが数名いました・・・
勉強に追われる点は、専門学校へ入学する前にしっかりと認識しておくべきですね!
>>参考記事: 「専門学校に疲れた、しんどい、辞めたい、ついていけない・・方へ」
専門学校のデメリット② 途中で進路を変える事が出来ない
専門学校へ進学するデメリットの2つ目は「途中で進路を変える事が出来ない」点です。
大学の場合は一般教養から特定の専門分野を「幅広く学習する」のに際し、専門学校では特定の専門分野のみにフォーカスし「狭く深く学習する」事になります。
このようなカリキュラムの違いから、大学生は就職活動の際に幅広い業界にチャレンジする事が可能ですが、専門学生は特定の業界で就職するしか選択肢がありません。
上記の点は専門学校へ入学する前に必ず理解しておくべきポイントの1つです。
入学後に他にやりたい事が出来てしまった際、現実的に進路を変更する事は難しいです。
実際に私のクラスメイトの中で2人、別にやりたい事が出来てしまい退学した友人がおりました・・・・
もちろん、退学しても入学金や学費は一切返金されません。
出来るだけそのような事が無いように「入学前に今後の人生」について考えましょう!
反面、将来就きたい職業や仕事が明確に決まっている人にとっては専門学校は最適です。
関係のない仕事に就けるのか?について、気になる方は以下の記事をご確認下さい。
>>参考記事: 「専門学校を卒業したら、関係ない専門外の仕事ができるのか?難しい?(未経験)」
専門学校へ入学するのデメリット③ 就職先が限定される(大企業などには入れない)
専門学校へ進学するデメリットの3つ目は「就職先が限定される」点です。
具体的には専門卒の場合、新卒で大企業へ就職するのが非常に難しいです。
そもそも新卒採用の場合、応募(エントリー)する事もさえ出来ない場合はほとんどです。
なぜなら大企業の募集要項には「大学卒業(学士)以上」としている企業が多く、専門卒(専門士/高度専門士)の場合は応募資格がない」事が多くございます。
私はこの制約により就職活動時、本当に苦労しました・・・
もし「大手企業へ就職したい!」という気持ちがある人は、専門学校は本当にお勧めしません。
また、応募可能な企業であっても、大卒と専門卒で給与体系を明確に分けている企業が多くございます。
専門学校の場合は、就職時に上記のようなディスアドバンテージがある事は、事前に理解しておきましょう!
専門学校のデメリット④ 補習を受講する際に別料金が必要になる
専門学校へ進学するデメリットの4つ目は「補習を受講する際に別料金が必要になる」点です。
専門学校では定期的に試験があり、その試験で合格点に達していないと「補習(追加授業+再試験)」を受講する必要がございます。
その補習+再試験は有料(追加費用が必要)になりますので、予め理解しておきましょう!
専門学校のデメリット⑤ 将来海外で働きたい人は不利になる
専門学校へ進学するデメリットの5つ目は「将来海外で働きたい人は不利になる」点です。
特に先進国の場合は日本以上に学歴社会の国がほとんどです。
大学卒業の場合は「Bachelor’s degree」ですが、専門卒業の場合は「Diploma(2-3年制)」「Advanced diploma(4年制以上)」になります。
特に海外の場合は大学より専門学校の方が低学歴と明確に区別されます。
その為、就職時や永住権の取得時に学歴の関係上、条件が厳しくなる可能性があるので、予め認識しておきましょう。
これらの理由から、もし海外で働きたいとお考えの人は、大学へ進学した方が無難ですね。
※もちろん、特異な能力や技術力、高い英語力をお持ちの人は別です。
何れにしても専門学校 or 大学どちらを選択するか次第で、今後のあなたの人生は大きく変わります。
失敗しない為にも情報収集は非常に重要なので、先ずは以下の公式リンクより各学校の資料を集めましょう!
まとめ
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
進学というのは今後の人生を決める「大きな決断の1つ」です。
専門学校の良い面だけではなく、悪い面も理解した上で決断してみてはいかがでしょうか?
>>参考記事: 「自己分析って難しい?自己分析のやり方を理解し価値観・強み弱みを把握!」
>>参考記事: 「新しいことにチャレンジする事は怖くない?挑戦するメリットとコツを紹介!」