学生さんの中には
・ 就職できるか不安・・・・
・ 他の大学生と差別化して就職活動を有利に進めたい・・・
と、お悩みの方も多いのではないでしょうか?
筆者も学生時代に同様な悩みを抱えておりました・・・・・・
ただ、私は「基本情報技術者試験」を合格する事で、有利に就職活動が出来た経験がございます。
本記事では筆者の実体験に基づき、「基本情報技術者の試験概要、取得するメリット」についてご紹介させて頂きます。
この記事は以下のような方にオススメです!
● 基本情報技術者試験を受験したい人
● 就職活動に不安な人
● 就職活動を有利に進めたい人
大学生の就職に有利?そもそも基本情報技術者試験とは?
まず最初に「基本情報技術者試験」について紹介いたします。
「基本情報技術者試験」とはIT業界で勤務する上で不可欠なITスキルを身につける事が出来るIT系の資格試験です。
本試験はIPA(情報処理推進機構)が主催している「情報処理技術者試験」の1つであり、日本の国家試験の1つでもあります!
国家試験なので日本国内では非常に知名度が高い試験です!
ITエンジニアであれば誰もが知っている試験なので、就職選考において有利になる試験の1つですね!
それでは、本試験の詳細について紹介してきます!
基本情報技術者試験の特徴
本試験の特徴は「IT技術全般に関して幅広い分野から知識が問われる」点です。
また、IT技術以外の分野(例えばプロジェクトマネジメント等)の知識を問われますので、IT業界で活躍する上で不可欠な広く浅い知識が問われるのが特徴ですね!
※業務経験がなくても、しっかり試験対策が可能なので、安心して下さい!
上記のような特徴がある事から学生はもちろんですが、駆け出しのITエンジニア(システムエンジニア、ネットワークエンジニア、クラウドエンジニア、プログラマー等)が受験しております。
まさに「基本情報技術者試験はIT業界への登竜門の試験」と言えるでしょう!
基本情報技術者試験の試験日
基本情報技術者試験は1年に2回(春期:4月、秋期:10月の第3日曜日)に開催されます。
※試験会場は全国の主要都市で受験する事が可能です!
受験日が確定している事から受験スケジュールが組み立てやすい点も嬉しいですね!
チャンスが年に2回しかありません・・・・
計画的に勉強する事が合格への鍵です!!
基本情報技術者の難易度
基本情報技術者試験の難易度はIT関連資格の中では「初級レベル」の位置付けです。
では、具体的にIPA(情報処理推進機構)が主催する他の資格と比較してみましょう!
▼ 情報処理技術者試験の試験概要 ▼
上記の通り、情報処理技術者試験の中でも「基本情報技術者試験」は基本的な知識・技能(ITに関する基礎)レベルの資格である事が分かって頂けると思います。
また、合格率は平均は20〜30%程度とされております。
ただし、実際に勉強を進めていくとご理解頂けると思いますが、国家試験という事もありIT初心者には難しい試験です。
一定の難易度があるからこそ、合格すると就職活動を有利に進める事が出来る資格なのです!
頑張って取得する意味のある資格です!
ご参考まで「基本情報技術者試験」の対象者像・期待する技術水準を以下に纏めました。
▼ 基本情報技術者試験の対象者像と期待する技術水準 ▼
対象者像 | 高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち,実践的な活用能力を身に付けた者 |
---|---|
業務と役割 | 基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し,上位者の指導の下に,次のいずれかの役割を果たす。 1.需要者(企業経営,社会システム)が直面する課題に対して,情報技術を活用した戦略立案に参加する。 2.システムの設計・開発を行い,又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって,信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また,その安定的な運用サービスの実現に貢献する。 |
期待する技術水準 | 1.情報技術を活用した戦略立案に関し,担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。 ① 対象とする業種・業務に関する基本的な事項を理解し,担当業務に活用でき る。 ② 上位者の指導の下に,情報戦略に関する予測・分析・評価ができる。 ③ 上位者の指導の下に,提案活動に参加できる。 2.システムの設計・開発・運用に関し,担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。 ① 情報技術全般に関する基本的な事項を理解し,担当業務に活用できる。 ② 上位者の指導の下に,システムの設計・開発・運用ができる。 ③ 上位者の指導の下に,ソフトウェアを設計できる。 ④ 上位者の方針を理解し,自らソフトウェアを開発できる。 |
基本情報技術者試験の試験時間・出題形式
基本情報技術者試験では「午前試験」と「午後試験」に分かれております。
※本試験に合格する為には午前試験・午後試験、どちらも合格する必要がございます。
また、非常に長丁場の試験になりますので、一定の集中力も問われる試験と言えます。
基本情報技術者試験の試験時間・出題形式の詳細は以下の通りです。
▼ 試験時間・出題形式 ▼
試験区分 | 午前試験 | 午後試験 |
---|---|---|
試験時間 | 9:30~12:00(150分) | 9:30~12:00(150分) |
問題 | 選択問題(四肢択一):80問 | 11問の設問の中から5問選択 |
また、午後試験の中には「ソフトウェア開発」の知識を問う問題が出題されます。
C,Java,Python,アセンブラ言語,表計算ソフトのいずれか1問と選択する事になりますので、自分の得意な分野を選定し解きましょう!!
※以前は午後試験でCOBOLというプログラム言語が出題されておりました。
しかし、COBOLは一部の金融業界でしか利用されていない為廃止され、新しくPythonが追加されます。
プログラミング経験がない人・苦手な人は「表計算ソフト」で受験する事がオススメです!
基本情報技術者試験の試験範囲
基本情報技術者試験は国家試験という事もあり、IT全般に関して非常に幅広い範囲から出題される試験です。
※イメージとしては広く浅いITの知識が問われる試験ですね!
また、事前に理解すべきポイントとして「午前試験・午後試験で出題される問題の傾向が大きく異なる」事です。
基本情報技術者試験の具体的な試験範囲は以下の通りです。
基本情報技術者試験 午前試験の範囲
▼ 基本情報技術者試験(午前試験)の範囲 ▼
技術項目 | 知識項目例 |
---|---|
基礎理論 | 離散数学(2進数/基数/集合), 応用数学(統計/確率), 情報/通信理論等 |
アルゴリズムとプログラミング | データ構造, アルゴリズム, プログラミング言語等 |
コンピュータ構成要素 | プロセッサ, メモリ, 入出力デバイス, 入出力装置等 |
システムの構成要素 | システムの構成(RAID, NAS等), システムの評価指標(信頼性計算等) |
ソフトウェア | オペレーティングシステム, ミドルウェア, オープンソフトウェア等 |
ハードウェア | 電気・電子回路 論理設計, SoC (System on a Chip) FPGA MEMS 消費電力など等 |
ヒューマンインタフェース | ヒューマンインタフェース技術(音声認識,画像認識等), インタフェース設計(画面設計,コード設計,Webデザイン等) |
マルチメディア | マルチメディア技術(音声処理 静止画処理 動画処理, MPEG等), マルチメディア応用(AR(Augmented Reality), VR(Virtual Reality) CG(Computer Graphics)等) |
データベース | データベース方式/設計(データベースの物理設計/論理設計,DBMS等), データ操作(データベースの操作, SQL等), トランザクション処理(排他制御, リカバリ処理, トランザクション管理), データベース応用(データウェアハウス,データマイニング, メタデータ,ビッグデータ等) |
ネットワーク | ネットワーク方式(WAN/LAN, インターネット技術,回線に関する計算等), データ通信と制御(OSI 基本参照モデル, ルーティング制御等), 通信プロトコル(TCP/IP, HDLC, CORBA HTTP,DNS,SOAP, IPv6等),ネットワーク管理(SDN, NFV, SNMP, 障害管理等), ネットワーク応用(インターネット, イントラネット, モバイル通信等) |
セキュリティ | 情報セキュリティ(機密性・完全性・可用性, 攻撃者の種類・動機, サイバー攻撃, 認証技術, 等), 情報セキュリティ管理(情報資産とリスクの概要, 情報資産の調査・分類, リスクの種類, リスクアセスメント及びリスク対応等), セキュリティ技術評価(ISO/IEC 15408, JISEC, PCI DSS,CVSS等),情報セキュリティ対策(情報セキュリティ啓発, 無線セキュリティ, ログ管理, 脆弱性管理等), セキュリティ実装技術(IPsec,SSL/TLS,SSH, SPF,DKIM,SMTP-AUTH, OAuth,DNSSEC等) |
プロジェクトマネジメント | プロジェクトマネジメント構成要素(ステークホルダ, スコープ, 時間, コスト等), コスト管理, リスク管理, 品質管理等 |
サービスマネジメント | サービスライフサイクル,ITIL, SLA, パフォーマンス評価(監視・測定・分析・評価,内部 監査), ファシリティマネジメント(電気設備・空調設備, 施設管理, 環境側面)等 |
システム監査 | システム監査の体制整備, システム監査技法(ドキュメントレビュー法,インタビュー法,CAAT),監査拠監査調書, 情報セキュリティ監査等 |
システム戦略 | 情報システム戦略, 業務プロセス, ソリューションビジネス(SaaS, PaaS, IaaS),システム活用促 進・評価等 |
システム企画 | システム化計画, 要件定義, 調達計画・実施(提案依頼書, 提案評価基準, 見積書,提案書, 調達選定)等 |
経営戦略マネジメント | 経営戦略手法(競争戦略, 差別化戦略, SWOT), マーケティング, ビジネス戦略と目標・評価(競合分析, PEST分析, 戦略目標, KPI, バランススコアカード)等 |
技術戦略マネジメント | 技術開発戦略の立案(製品動向, 技術動向, 成功事例, 発想法), 技術開発計画(技術開発投資計画, 技術開発拠点計画, 人材計画)等 |
ビジネスインダストリ | ビジネスシステム(POSシステム, スマートグリッド, Web会議システム, IoT), エンジニアリングシステム(MRP, PDM), e-ビジネス, 産業機器等 |
企業活動 | 経営・組織論, 線形計画法(LP),ゲーム理論,分析手法, 品質管理手法等 |
法務 | 知的財産権, セキュリティ関連法規,労働関連・取引関連法規,その他の法律・ガイドライン, 標準化関連(JIS,ISO,IEEE)等 |
上記の通り、基本情報技術者試験の午前試験の範囲が広い点はご理解頂けたと思います。
この試験範囲を見て、
試験範囲が広すぎて合格出来る気がしない・・・
って感じる人も多いですよね・・・・
でも、安心して下さい!
午前試験では選択試験(四肢択一)であり試験の癖もありますので、正しく試験対策すればクリア出来ます!
勉強方法の詳細は本記事の「第3章 基本情報技術者の勉強方法」で紹介しますね。
基本情報技術者試験 午後試験の範囲
では、次に午後試験の範囲をご紹介させて頂きます。
▼ 基本情報技術者試験(午後試験)の範囲 ▼
技術項目 | 知識項目例 |
---|---|
ソフトウェア・ハードウェア | OS, ミドルウェア, アプリケーションソフトウェア, 言語処理ツール, 入出力装置, 命令実行方式, システム構成等 |
データベース | データベースの種類と特徴, データモデル, 正規化, DBMS, データベース言語(SQL)等 |
ネットワーク | ネットワーク構成, インターネット, イントラネット, プロトコル, データ通信, 伝送制御 等 |
情報セキュリティ | 情報セキュリティポリシ, 情報セキュリティマネジメント, データベースセキュリティ, ネットワークセキュリティ, アプリケーションセキュリティ, 物理的セキュリティ, アクセス管理, 暗号, 認証, 不正アクセス対策, マルウェア対策(コンピュータウイルス, ボット, スパイウェア), 個人情報保護 等 |
データ構造及びアルゴリズム | 配列, リスト構造, 木構造, グラフ, 整列, 探索, 数値計算, 文字列処理, 図形処理, ファ イル処理, 計算量, 誤差 等 |
ソフトウェア設計 | ソフトウェア要件定義, ソフトウェア方式設計, ソフトウェア詳細設計, 構造化設計, モジュール設計, オブジェクト指向設計, Webアプリケーション設計, テスト計画, ヒューマンインタフェース 等 |
ソフトウェア開発 | プログラミング(C, Java, Python, アセンブラ言語, 表計算ソフト), テスト, デバッグ 等 |
プロジェクトマネジメント | プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画), プロジェクトチームのマネジメント, スケジュールの管理, コストの管理, リスクへの対応, リスクの管理, 品質管理の遂行, 見積手法 等 |
サービスマネジメント | サービスマネジメントシステム(サービスレベル管理, 供給者管理, 容量・能力管理,変更管理, リリース及び展開管理, インシデント管理, サービス要求管理, 問題管理, サービス可用性管理, サービス継続管理), サービスの運用(システム運用管理, 運用オペレーション, サービスデスク) など |
システム戦略 | 情報システム戦略(全体システム化計画, 業務モデル), 業務プロセスの改善(BPR), ソリューションビジネス 等 |
経営戦略・企業と法務 | 経営戦略手法(アウトソーシング, 競争優位, SWOT分析), マーケティング(マーケティング理論, マーケティング手法), 企業活動, 会計・財務, 法務, 標準化関連 等 |
上記の通り、午前試験の試験範囲と比較すると試験範囲が狭い点がご理解頂けると思います。
ただし、午前試験と比較すると午後試験の方がより深い知識が求められます。
午後試験はより実戦に近い知識が求めらますので、特に実務経験がない人はしっかりと対策を取らないと合格する事は難しいです。
しっかり対策しましょう!
勉強方法の詳細は本記事の「第3章 基本情報技術者の勉強方法」で紹介しますね。
では、次に「大学生が基本情報技術者を取得するメリット」について紹介します!
大学生が基本情報技術者を取得するメリット
次に「大学生が基本情報技術者を取得するメリット」について紹介いたします。
基本情報技術者を取得するメリットは以下の4点です。
- 書類選考/面接時にアピール出来る
- ITの基礎知識を身につける事が出来る
- 同期から一歩抜きん出る事が出来る
- 会社によっては資格手当が貰える
では、上記1〜4について詳細を紹介します。
メリット① 書類選考/面接時にアピールする事が出来る
基本情報技術者試験を取得するメリットの1つ目は「書類選考/面接時にアピールする事が出来る」事です。
なぜなら、業務遂行の上で必要不可欠な身につけるべきITスキルを客観的に証明出来るからです。
基本情報技術者試験では最低限のITスキルを身につける事が出来る事から、実は多くのIT企業では新入社員(入社後1〜2年)の期間で基本情報技術者試験の取得を推奨している会社が非常に多い実情がございます。
だからこそ、学生の時に「基本情報技術者試験」を取得しておくとアピールする事が可能なのです!
もちろん、面接の時に
「私は最低限のITスキルは勉強済みです!即戦力として働けます!」
と口頭では伝えられますが、学生の場合は根拠付けが難しいと思います。
客観的に認定されている国家試験の「基本情報技術者試験」の合格証明書があるだけで、あなたの信頼性は格段を上がります!
上記のような理由から採用担当者は、
「必要最低限のITスキルを持っている学生なんだな!」
「学生時代から資格にチャレンジしていて熱意を感じる!弊社でも活躍してくれそうだ!」
「入社後も様々なITスキルをキャッチアップしてくれそうだ!」
と考えてくれますし、就職活動を有利に進める事が可能です。
メリット② ITの基礎知識を身につける事が出来る
基本情報技術者試験を取得するメリットの2つ目は「ITの基礎知識を身につける事が出来る」事です。
もちろん、現代ではどの業界でもITなしではビジネスが成立出来ない為、どの業界でも通用する数少ない資格と言えるでしょう!
なぜなら、基本情報技術者試験では体系的にITスキルの基本を幅広く身につける事が可能だからです。
基本情報技術者試験ではITエンジニアとして活躍する為の基礎固めをする事が出来ます!
また、初期配属後のメリットも紹介させて頂きます。
配属後は実業務を通して先輩方がたくさんの事(IT技術やIT案件の対応方法等)を教えてくれると思います。
その時に最低限のIT用語を知っているか、知らないか次第で先輩の対応や手間が大きく変わってきます。
当然のことながら、基本情報技術者試験を取得していれば最低限のIT用語は理解できますので理解するスピードが早くなります。
結果的に色んな仕事を任せてくれて、成長する機会も多数Get出来る可能性が高まります!
やはり学生時代から最低限のITスキルを身につけておく事は、配属後を考えてもメリットが高いですね!
メリット③ 同期から一歩抜きん出る事が出来る
基本情報技術者試験を取得するメリットの3つ目は「同期から一歩抜きん出る事が出来る」事です。
やはり学生の時に「基本情報技術者試験」を取得している人は非常に少ないのが現状です。
従って、同期の中でも本試験を取得している人は限りなく少ない事が想定されます。
つまり、入社時点でITスキルに関して同期と差をつける事が可能なのです。
結果的に初期配属から「会社として重要な部署」にアサインされたり「重要案件」にアサインされるチャンスが高くなります。
※事実として、私はそのようなチャンスを掴むことが出来ました。
みなさんが考える以上に最初のキャリアは想像以上に重要です。
少しでも良いキャリアを積めるように学生時代から「自分の武器」を持っておく事がオススメです!
メリット④ 会社によっては資格手当が貰える
基本情報技術者試験を取得するメリットの4つ目は「会社によっては資格手当が貰える」事です。
基本情報技術者試験は国が認めている数少ないIT試験の1つです。
その為、本試験の合格者に対して資格手当を支給している会社がございます。
私の感覚としては「月3000円〜10000円」が相場だと考えております。
その為、受験代はすぐに回収出来ますので費用対効果としても高い資格と言えるでしょう!
若いうちから自己投資して、自身の能力を上げる事は不可欠です!
若いうちの自己投資はすぐに回収できますので、色々チャレンジしてみましょう!
では、次章では大学生でも取得可能な「基本情報技術者の勉強方法」について、紹介します。
大学生でも取得可能な基本情報技術者の勉強方法
では、「基本情報技術者試験の勉強方法」について紹介します。
基本情報技術者試験の勉強方法は以下の2ステップです。
- 「基本情報技術者 合格教本」にて基本情報技術者試験に必要な知識・技術のキャッチアップ
- IPAの公式ページに公開されている過去問題を解く
では以下にて①〜②について具体的に紹介いたします。
勉強ステップ① 基本情報技術者 合格教本にて基本情報技術者試験に必要な知識・技術のキャッチアップ
まず最初に「基本情報技術者試験に必要な知識・技術のキャッチアップ」について、解説いたします。
今まで説明した通り、基本情報技術者試験では幅広いITスキルが求められますので、ITスキルの底上げが不可欠です。
その為、本試験に特化した参考書を用いて、本試験に必要なITスキルの底上げをするのが合格への近道になります。
本試験の参考書は数多く出版されておりますが、以下の参考書を活用すれば間違いないです。
以下の参考書では基本情報技術者試験の試験範囲を体系的にしっかりと学習する事が可能です。
また、図解を多く使って初心者にも分かりやすく解説されており、過去問からの例題や出題分析なども掲載されておりますので、しっかりと知識を定着させて理解を深めることができます。
間違いなく本試験に合格する為には必要な参考書です。
以下のアマゾンリンクから内容の詳細(価格/評価等)が確認出来ますので、ぜひ確認してみて下さいね!
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また、午後問題対策は、午後問題対策に特化した以下の参考書はオススメです!
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自信がない人は「スタディング」がオススメ
あまりITに詳しくない人は「スタディング 基本情報技術者講座のコース」がオススメです!
IT初心者の人でも基礎から着実に理解しながら、無理なく合格レベルを目指すことが可能なコースです!
プロの講師が分かりやすく教えてくれるので、初心者の方にも安心ですね!
「スタディング 基本情報技術者講座のコース」の詳細を確認したい人は以下からご確認下さい!
勉強ステップ② IPAの公式ページに公開されている過去問題を解く
次に「IPAの公式ページに公開されている午前問題の過去問題を解く」について、解説いたします。
基本情報技術者試験は問題に癖があります。
また、決められた時間内に全問題を解く必要がございます。
その為、タイムマネージメントと基本情報技術者試験に慣れる為にも最低3年分の問題を解きましょう!
また、午前試験に関しては過去出題された問題と「全く同じ問題」が出題される事がございます。
従って、午前問題に限っては「過去5年分(出来ればそれ以上)」実施しておいた方が、合格率が格段に向上します!
※午前問題は過去問題を解き+復習して知識を定着させる事は最重要です。
過去問題を解く際は正解の選択肢を暗記するのではなく、不正解の選択肢が「なぜ誤っているのか」把握しながら勉強を進めましょう!
>>IPA公式HP: 「基本情報技術者試験 過去問題一式」
基本情報技術者試験以外に就職に有利な資格
では最後に「基本情報技術者試験以外に就職に有利な資格」をご紹介させて頂きます。
就職に有利な資格① ITパスポート試験
有利な資格の1つ目は「ITパスポート試験」です。
ITパスポート試験はこれから社会人となる全ての学生が備えておくべき、ITの基礎知識が証明できる国家試験です。
本記事でご紹介させて頂いた「基本情報技術者試験」よりも一段階、難易度が低い試験です。
▼ 情報処理技術者試験の試験概要 ▼
もし、基本情報技術者試験の内容が「難しいなー」と感じた人は、一度ITパスポートにチャレンジしてみることがオススメです!
ITパスポート試験は以下の参考書で勉強するのはオススメです!
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就職に有利な資格② CompTIA認定試験
有利な資格の2つ目は「CompTIA認定試験」です。
CompTIA認定試験とはIT業界団体「CompTIA」が主催するITの知識・技能を認定する試験の1つです。
CompTIA認定資格は日本だけではなく全世界で広く認知されており米国国防総省では情報保証業務を担う担当者に対して「CompTIA認定資格」の取得を必須化されるぐらい、非常に有益な認定試験の1つです。
本試験は独学でも取得しやすい試験の1つですので、非常にオススメでございます。
具体的な勉強方法については以下の記事をご確認ください!
>>参考記事: 「初心者でも合格出来るCompTIA Security+の勉強方法!」
>>参考記事: 「初心者でも合格出来るCompTIA Network+の勉強方法!」
就職に有利な資格③シスコ技術者認定 CCNA
有利な資格の3つ目は「シスコ技術者認定 CCNA」です。
シスコ技術者認定とは米国のネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズ社が主催するネットワークエンジニアの知識・技能を認定する試験です。
シスコシステムズ社のネットワーク機器(ルータ・スイッチ等)は圧倒的なシェアを占めており、「シスコ技術者認定」は日本だけではなく世界中のネットワークエンジニアから人気のある資格の1つです。
難易度は高いですが、市場価値は高い試験の1つです。
ネットワークエンジニアとしてキャリアを歩みたい人には非常にオススメの資格です。
CCNAの具体的な内容や勉強方法については以下の記事をご確認ください!
>>参考記事: 「独学でも合格可能!CCNAの効率的な勉強方法を紹介!」
また、文系出身の方はネットワークエンジニアが非常にオススメです。
ネットワークエンジニアがオススメの理由について、以下の記事に詳細を纏めておりますのでご覧ください!
>>参考記事: 「文系でもネットワークエンジニアになれるのか?実体験を語ります!」
就職に有利な資格④ TOEIC
有利な資格の4つ目は「TOEIC」です。
TOEICとは日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する世界共通のテストです。
学生の方であればTOEIC600点以上を取得しておくと、一般的な日本企業であれば就職活動を有利に進める事が可能ですね。
※ただし、外資系企業へ就職したい方はTOEIC800点以上は欲しいです。
特に「英語+ITスキル」というように複数のスキルを組み合わせると希少価値が向上し、就職活動を有利に進める事が可能になります!
※就職活動だけではなく転職活動時にも圧倒的に有利です。
やはり、英語が出来る人は世の中にたくさんおりますが、特に日本では英語+α(英語と親和性の高い何か)が出来る人は非常に少ないですね。
英語を身につけるメリットや具体的な勉強方法については以下の記事をご確認ください!
>>参考記事: 「メリットしかない!ITエンジニアが英語力を身につけるメリットを解説」
>>参考記事: 「英語が苦手な方へ!TOEICを300点台から900点へ上げる勉強方法!」
まとめ
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
本記事でご紹介させて頂いた通り、
学生が「基本情報技術者試験」を取得するメリットは非常に高いです。
就職活動を有利に進めたい学生はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
>>参考記事: 「【厳選】外資勤務が語るオススメなUdemy(ユーデミー)の英語講座!」
>>参考記事: 「【厳選】ITエンジニアにオススメなUdemy(ユーデミー)のコース一覧」