日常で利用する電話番号には、さまざまな形式があることに気づいた方も多いのではないでしょうか?
いろいろなパターンがある・・・・
・ 090-1234-xxxx
・ 050-1234-xxxx
・ 03-1234-xxxx
・ +81 90-1234-xxxx
・ +1(111)111-xxxx
このようにこのように多様な電話番号が存在します!
本記事では「電話番号の種類・番号体系・+81,+1などの国際電話番号」について、ご紹介いたします。
この記事は以下のような方にオススメです!
● 電話番号の種類について知りたい人
● 電話番号の採番ポリシーについて知りたい人
● 「+81」について知りたい人
● 「+1」など知らない番号からかかってきた時の対応を知りたい人
電話番号とは
まずは「電話番号とは何か?」について、ご紹介します。
電話番号とは固定電話や携帯電話などの電話サービスを利用する為に割り当てられる個人の識別番号の事です。
音声通話の際に、相手を特定する為に利用されております。
相手を識別する = 電話番号は重複しないように割り当てられています。
日本では、この番号の割り当てやルールは総務省によって厳格に管理されています。
電話番号の種類
電話番号の種類は、以下の4種類がございます。
- 固定電話用の電話番号
- 携帯電話用の電話番号
- IP電話用の電話番号
- 特番用の電話番号
それでは、上記4つの番号種別に関する詳細は、以下にて解説させて頂きます。
固定電話用の電話番号
最初に「固定電話用の電話番号」について、ご紹介します。
固定電話とはケーブルで接続された有線電話の事です。
10桁の番号(0x-xxxx-xxxx)の番号が利用されます。
固定電話用の電話番号体系は以下の通りです。
(東京都の電話番号を例にしております。)
最初の1桁目「0」は国内通話を意味し、次の2桁目〜6桁目が地域情報(市外局番と市内局番)、最後の7桁目〜10桁目が加入者番号となります。
市外局番は地域ごとに採番/予約されている!
市外局番は各都道府県や市町村単位で予約されております。
例えば、東京の人は「3」、大阪の人は「6」が予約されております!
そして、市内局番は電気通信事業者(NTT東日本・KDDI・ソフトバンクなど)単位で予約されております。
市外局番に関して興味のある方は、総務省が規定している市外局番の一覧ご覧ください。
- 東京の場合は市外局番が「3」・・例 03-[市内局番4桁]-[加入者番号]
- 大阪の場合は市外局番が「6」・・例 06-[市内局番4桁]-[加入者番号]
- 札幌の場合は市外局番が「11」・・例 01-1[市内局番3桁]-[加入者番号]
携帯電話用の電話番号
続いて「携帯電話用の電話番号」について、ご紹介します。
携帯電話とは移動体通信(無線)で接続される電話の事です。
11桁の番号(0x0-xxxx-xxxx)の番号が利用されます。
2019年現在では各携帯事業者から(090-xxxx-xxxx)・(080-xxxx-xxxx)・(070-xxxx-xxxx)の3つの番号レンジから割り振られます。
私たちが普段よく使っている、最も身近な電話番号がこの携帯電話番号ですね!
上記の通り、日本の携帯電話の番号は「11桁」です。
ただし、海外のサービスを利用する際に「10桁の携帯番号」を求められることがあります。
携帯番号(10桁)に関する情報を確認されたい方は、以下の記事をご確認下さい!!
>>参考記事: 「携帯 電話番号 10桁に関する疑問を解決します!(090, 080)」
IP電話用の電話番号
続いて「IP電話用の電話番号」について、ご紹介します。
IP電話用の電話番号はスマートフォンのIP電話アプリなどで使用される番号です。
IP電話では11桁の番号(050-xxxx-xxxx)の番号が利用されます。
IP電話用の電話番号は一部繋がらない番号(緊急番号等)があります。
事前に確認しておくことが大切です!
特番用の電話番号
次に「特番用の電話番号」について、ご紹介します。
特番とは、予め電話音声サービスとして予約されている番号の事です。
例えば「110」は警察通報、「117」は時報、「171」は災害ダイヤル、「0120」はフリーダイヤル、「0570」はナビダイヤルで予約されております!
良く利用されている特番リストは以下の通りです。
- 104 : 番号案内
- 110 : 警察通報
- 117 : 時報
- 118 : 海上保安機関通報
- 119 : 消防機関通報
- 171 : 災害伝言ダイヤル
- 177 : 天気予報
- 184 : 発信者番号通知拒否(番号非通知)
- 186 : 発信者番号通知
- 0120 : フリーダイヤル
- 0570 : ナビダイヤル
「+81」とは? 国際番号(日本の国番号)について
次に「+81」について、ご紹介します。
Lineで自分の電話番号を確認すると、「+81 80-1234-xxxx」のように「+81」が付いていることに気づいた人もいるのではないでしょうか?
結論から伝えると「+81」は日本の電話番号を意味します。
日本国内から日本国内へ電話する際は、あまり意識する必要はありません。
国外から日本へ電話をかけたい時に「+81」が使われる!
日本以外の国から日本へ電話する際(国際通話する際)に「+81」が使われます!
具体的には、電話をかける際は最初に「81」をダイヤルし、その後に最初の0を除く日本の電話番号をダイヤルします。
国際通話時の番号体系は以下の通りです。
日本へ国際電話をする際は、先頭の「0」をダイヤルしないように気をつけましょう!
+1, +7, +86 からの電話は危険?出ない方がいい?
最後に「+81 以外の電話」について、ご紹介します。
これらの番号は「海外からの国際電話がかかってきていること」を表しております。
例えば、「+1」はアメリカ、「+7」はロシア、「+86」は中国からの国際電話がかかってきているという意味です。
心当たりのない番号からの国際電話には注意が必要です。
不審な電話には応答せず、無視した方がいいです!
ご参考までに、主な国の番号を以下にもまとめました。
- +1 : アメリカ・カナダ
- +7 : ロシア
- +33 : フランス
- +39 : イタリア
- +44 : イギリス
- +45 : デンマーク
- +49 : ドイツ
- +55 : ブラジル
- +61 : オーストラリア
- +65 : シンガポール
- +82 : 韓国
- +86 : 中国
- +91 : インド
国際通話の場合、通話量が高くなる傾向がございます。
通話料は各通信プロバイダーのホームページでご確認下さい。
まとめ
最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事では、電話番号の種類とその体系について詳しく解説しました。
心当たりのない国際電話番号(例:+1、+7、+86)は、不審な電話には応答せずに無視することが安全です。
もう少し細かい情報が知りたい方は是非、総務省のホームページを確認して見て下さい!