あなたは理解しておりますか?大企業へ就職するメリット・デメリット

「高い社会的地位」「高い給与」「高い福利厚生」が魅力的な大企業。
誰もが一度は入社したい!を感じた事があるのではないでしょうか。

しかし、「高い社会的地位」「高い給与」「高い福利厚生」というメリットのみを考え、大企業へ就職する事は非常に危険です。


大企業に入社した際のデメリットをしっかりと理解し、
あなたの性格や価値観にあっているか精査した上で決断した方が後々後悔する事が少ないと思います。


本記事では筆者の経験を踏まえて、大企業で働くメリット・デメリットをご紹介させて頂きます。

大企業に就職するメリット

まずは大企業に就職するメリットを紹介いたします。

メリット① 高い社会的な信頼

大企業で働いた際に得られる最大のメリットは「社会的な信頼」を得ることができる点です。


日本社会では大企業=「将来的にも安心」というイメージがある為、個人的にも信頼を得られやすい傾向があります。

ポイント
20代であっても、住宅ローンやクレジットカードの審査が通りやすい傾向がございます。

メリット② 給与/報酬が高い

一部例外はございますが、
大企業は中小企業と比較すると売上・利益が高い事が多い為、給与/報酬が高くなる傾向がございます。


また、賞与に関しては1年に2回(数ヶ月分)受領できる企業が多い点もメリットの1つかと思います。

メリット③ 高い福利厚生

大企業は社宅整備・家賃補助・アミューズメント施設の割引など福利厚生が整っている点が魅力の1つでしょう。


従って、会社の福利厚生を活用してプライベートをお得に過ごす事が可能です。

メリット④ 大規模な案件にチャレンジ可能

大企業は20代の若いうちから、
数億円・数十億円クラスの大規模案件に携わる事が出来るケースが多いです。


その為、若いうちから他社では経験することが出来ない案件を担当することが出来る為、
20代での転職では有利になる可能性がございます。

注意点
現実的には大規模案件の1部を担当する事になる為、視野が狭くなってしまう危険性がございます。
可能な限り全体像を把握し自身のスキルの幅を広げるように心がけましょう!

メリット⑤ 制度がしっかりしている

大企業は「教育制度」や「人事制度」などの社内制度が整っている会社が多いです。


その為、本来であれば数十万の受験費用がかかる社外トレーニングを会社の研修予算で受講しスキルアップを図る事が可能です。
また、人事制度や報酬制度も社内規定に明文化されている為、
「何歳でどのくらいの給与を貰えるか」がだいたい分かるので自身の将来設計がしやすい点もメリットの1つかと思います。


また、病気になってしまった際の手当も充実しているのも大きなメリットでしょう。

大企業に就職するデメリット

次に大企業に就職するデメリットを紹介いたします。

デメリット① やりたい仕事が出来ない可能性がある

日本の大企業は多数の事業をしており、社内には多数の部署がございます。


その為、もしあなたがやりたい仕事がある場合は、
ピンポイントにやりたい仕事ができる部署へ配属される可能性は低くなる傾向がございます。


また、もし希望の部署へ配属されたとしても、
会社によっては「強制ジョブローテーション制度」があり強制的に異動になってしまうケースがございます。

ポイント
大企業は「自分自身でキャリア設計をする事は非常に難しい」です。
やりたい事が明確に決まっている人は予め認識しておきましょう!

デメリット② 無駄な社内処理が多い

社内申請処理(例えば交通費申請・契約書処理など)が非常に複雑で時間がかかるケースが多い傾向がございます。


私が働いていた企業では見積決裁や受発注決裁に1ヶ月程度必要になり、
その度々上長向けの社内向け資料を何十枚も作成しておりました。


その為、本来必要ではない(本質ではない)無駄な作業が多い傾向がございます。

デメリット③ 経営層との距離が遠い

大企業は部署数・社員数が多く為、経営層との距離が遠い傾向がございます。


その為、今経営層が何を考えているのか?等が分かりにくくなる傾向がございます。

ポイント
数十年働いていても一度も経営層に会った事がない社員も多いです。

デメリット④ 転勤がある

大企業の場合は日本全国や海外にも拠点があるケースが多いです。


急に地方勤務や海外勤務が命じられるケースがあり、基本的には断る事が困難です。

デメリット⑤ 人間関係が複雑

大企業は部署数・社員数が多い為、
色んな立場の人と日々コミュニケーションを取りながら仕事を進める必要がございます。


また、各部署によりミッションが異なり重視している点(評価項目)が異なる為、
部署間で意見が対立するケースが多く社内調整が多くなる傾向がございます。


また、出世できる人間は一部になる為、
周囲の同僚がライバルになり結果としてシビアな人間関係になりやすい傾向がございます。

デメリット⑥ 他業種への転職がしづらい

大企業の場合特定の業務を担当することになる為、
全く関係のない他業種への転職がしにくい傾向がございます。

まとめ


大企業にもメリット・デメリットがあり、あなたの性格・価値観にあっているかを考え検討する必要がございます。
メリットだけではなく、デメリットも踏まえた上で、大企業への就職も検討してみてはいかがでしょうか。